こんばんは。久しぶりにじっくり試合を現地で堪能したtthgです。
今日は久しぶりに現地で勝てたので観戦記を書いてみた。主な内容は以下の通り。
1.不安な序盤
最近のライオンズは何をやってもダメで完全に負のスパイラルに陥っていた。一昨日勝った事で一息ついたので、ここから流れが変わるかな?と期待していたが、序盤から中盤を見る限りそんな気配はなかった。2回ツーベースで出た佐藤選手が次の若林選手のセンターフライで飛び出して併殺。(ライナーでもないので流石に戻らないと。)5回は佐藤選手のヒットの時にファーストランナーのアギラー選手が走塁死。(近藤選手のクッションボールの処理が上手かったが、アギラー選手も自分の足と打球の判断を厳しめにジャッジすべし。)武内投手は2戦連続で7回に失点しているようにまだスタミナ的な不安は拭えない。これでは先行き不安という印象で見ていた。
2.転機の6回
アギラー選手のマズイ走塁の次の回先頭の三森選手がヒット。これはマズイなと思っていたが、武内投手が踏ん張って最後柳田選手を三振に取って切り抜けた。味方の拙攻でストレスフルな状況で柳田選手相手に得点圏で三振を取った武内投手は素晴らしかった。
一方で、ライオンズはその裏一死満塁から中村選手のサードゴロ併殺崩れで先制。リチャード選手の守備は、当たりも強かったしバックホームが正解だったと思うが、ライオンズ的には有り難かった。ただし、こうした相手のミスの後には畳み掛けたいところなのだが、アギラー選手に追撃の一本が出なかった。後ろの投手の布陣を考えるとまだ全然安心できない展開だった。
3.ヒヤヒヤの終盤
武内投手は6回の柳田選手への力投もあり、7回以降はストレートの球速も落ちたし、高めの抜け球や変化球のワンバンも散見された。まだ完全にグロッキーではないものの抜け球をドカンと一発行かれてというシーンも想像できた。それでも抑え切った所に真価があったのも確かだが、打線にもう少し援護してもらって精神的に楽にさせて上げたいのが本音だった。それなのに打線は7-8回の先頭四球を活かさず加点できない。結局8回終わってもハラハラ感は止まらなかった。
4.薄氷の勝利
最後はアブレイユ投手に託された。今1番信頼できる中継ぎ以降の投手だが、ホークス戦は前回の悪夢がよぎる。打順も2-4番で柳田選手、山川選手にまわるところ。その後に近藤選手が控える中、先頭川瀬選手に代打中村選手。決して安心できない展開だった。最後の山川選手のライトフライも球場目線だと打球がヒヤっとする角度で上がったものだから文字通りボールがグラブに収まるまで安心できなかった。
5.今日の勝利の意味
個人的には久々の現地れおほーで最後まで気が抜けなかったので試合後ある種の脱力感に襲われたが、チームとしては勝った事が大きい。正直内容的には盤石ではなかったし、これで打線の回復が望めるかというとそうではない。肝心の所で打てないのは相変わらずで完封しないと勝てないでは厳しい。しかしながら、今のチーム状態だと勝って精神的に一息つける事は大きい。例え、不思議の勝ちでも今のチームにはこれ以上ない良薬である。問題はこの良薬で精神的にいくばくか解放された事を活かして打線が本質的な改善を見せるられるか否かである。それがなければいつまた暗黒モードに陥ってもおかしくない。シーズン序盤だが、結構大きな分岐点だと個人的には感じている。明日と明後日で本格的な復調の気配を見たい。
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