シーズン直前の日本代表練習試合は不要。しかし、代表の活動はシーズン成績悪化の言い訳にはならない。

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おはようございます。tthgです。今日は、「 シーズン直前に日本代表の練習試合を行うべきでない理由」と「代表の活動はシーズン成績悪化の言い訳にはならない」ということについて。主な内容は以下のとおり。

1.日本代表の練習試合を行う意味
2.WBC直前期以外で日本代表でやるべきこと
3.日本代表の練習試合をシーズン直前に行うべきでない理由。
4.代表の活動はシーズン成績悪化の言い訳にはならない。
5.まとめ

1.日本代表の練習試合を行う意味

そもそも、日本代表の練習試合は、それはWBCのために「代表チームを強化するため」にある。しかしながら、本番直前以外はメジャーリーガーを呼ぶことはできないのでやれることは限られる。例えば、守備における約束事の確認やチーム戦術の徹底などはフルメンバーが揃わないと難しい。メジャー組抜きならレギュラーだけど、メジャー組が入ったら控えや選外の選手を集めて細かい話をしたとしても無意味である。

2.WBC直前期以外で日本代表でやるべきこと

今できる事と言えば「本番でメンバーになる可能性のある選手」を集めてWBCまでに「何をして欲しいのか」を明示して競わせることである。例えばカープの矢野選手に「源田選手よりも打撃で結果を残すなら選出したい」と伝えた上で、井端監督が本番でやりたい野球の方向性を示すなどすれば、代表招集の意味も実質的なものになる。あるいは、タイガースの森下選手を呼んで「打率で.330、本塁打45、OPS1.15、UZR8.0以上」かつをクリアするなら鈴木誠也や吉田正尚選手よりも優先してWBCレギュラーを使う意向を明示するなども有効である。しかし、それは今やる話ではない。オフの時期に合宿するなりプレミア12で集めた選手に伝達するなりすれば良い。

3.日本代表の練習試合をシーズン直前に行うべきでない理由。

なぜ、今やるのが問題かと言えば、その代表招集の有無がペナントレースに大きな影響を及ぼす恐れがあるからだ。代表招集されればチームを離れなくてはならない。普段と違う環境で練習することで練習メニューや練習時間の制約により調整不足や調子の下降懸念がある。特に開幕を任されるような投手が開幕から数週間不調に陥ればチームへの影響は大きい。そして、この手の話はどうしてもチーム毎に影響の大小が生じてしまう。その結果一部チームに多大な影響が出るとすればあまりに公平感に欠ける。

また、それを代表監督が古巣に優位に選出することも可能であるという点も大きな問題である。今年のメンバーを見ても井端監督の古巣であるドラゴンズの投手は橋本投手一人であり、影響が極小化している。もちろん井端監督にその意図はないだろうし、実質招集したい投手がいないということなのだろうと思うが、今井投手が選出されているライオンズファンからすると「実態が違うとしても」疑ってしまう。そういうことからすれば、あからさまにシーズンに影響が出る可能性のある時期に代表の練習試合をやるというのは制度としておかしい。

4.代表の活動はシーズン成績悪化の言い訳にはならない。

以上のとおり、今代表の練習試合をやるということには大いに問題があるわけだが、その上で選出された選手がどうすべきかという話は別物である。具体的に言えば「代表に時間を取られたこと」がシーズンで結果を残せないこと」の言い訳にはならないとういことである。代表の活動はチームの活動ではない。チームの大事なキャンプを抜けて代表の活動をするというなら、その影響がチームに及ばないようにすることがチームの一員である選手の責任である。とりわけ、チームの開幕戦という重要な役割を与えられている今井投手はその責任は重い。かつてライオンズでは源田選手がWBCで骨折しても強行出場した挙句チームでは長期欠場という事例があったが、これなどは論外の話である。今井投手には「代表の活動が不調の言い訳にはならない」ということを自覚して調整して欲しい。

5.まとめ

日本代表の練習試合はWBCに向けた強化のためにあるが、WBC直線期以外はメジャーリーガー不在のため実質的な準備には限界がある。選出候補選手に求める役割を明示し競わせるという役割はあるが、それはオフに行うべきであり、代表活動が一部チームに不公平を生む恐れのあるシーズン直前の実施は不適切である。一方、招集された選手は不調の言い訳にせず、万全の調整を求められる。

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