ライオンズ首脳陣の中で外崎選手は完全なレギュラーではない?
おはようございます。tthgです。 かなり乗り遅れた感はあるが、外崎選手のサードコンバートについて。先日発売された2025プロ野球オール写真選手名鑑を眺めなら改めて考えてみたが、昨年の成績を見るに外崎選手のサードコンバートには疑問は多い。逆に言うと表に現れない別の事情もあるように思える。今日はそのあたりについてtthgの見解を述べたい。主な内容は以下のとおり。
1.外崎選手の身体能力の衰え懸念
2.コンバートするにしてもサードは疑問
3.敢えてサードにコンバートする理由があるはず
4.外崎選手はレギュラーではない?
1.外崎選手の身体能力の衰え懸念
まず、外崎選手の近年二塁のUZRは以下のようになる。
年度 | UZR |
2022 | 15 |
2023 | 7.4 |
2024 | 3.3 |
これを見ると毎年数字が半減しており、身体能力の衰えが懸念される。以下は2022年オフに書いた記事だが、当時から盗塁の成功率が落ちており身体能力が徐々に落ち始めている懸念があった。その後2年間でその懸念は守備数値にも現れており、身体能力の衰えの可能性は高いと考えざるを得ない。
2.コンバートするにしてもサードは疑問
一方で、外崎選手がコンバートされるサードには佐藤選手というレギュラー候補がおり、彼らの昨年の成績は以下のようになっている。
試合数 | 打数 | OPS | UZR | |
外崎選手 | 127 | 436 | 0.649 | 3.3 |
佐藤選手 | 93 | 295 | 0.72 | 4.8 |
打数や試合数が佐藤選手のほうが少ないという問題はあるにせよ、佐藤選手が通年で去年並みの成績が残せるならば、それを外崎選手が上回るには打撃が全盛期並みに戻らないと厳しい。また、プロ野球ヌルデータ置き場さんがまとめている資料によると、2018年の外崎選手は「サード先発時のOPSが.707」、「ライト先発時のOPSが.889」となっており、「打力向上のためにコンバートするならサードよりライト」という状況になっている。
3.敢えてサードにコンバートする理由があるはず
ここまでくると、よほど何か事情があるのでは?と勘繰りたくなる。そもそもライト選択肢がある外崎選手を、ライトが空いているにも関わらず、佐藤選手というレギュラー候補のいるサードにコンバートするということが理屈に合わない。それに加えて、打撃成績向上という意味では明らかにライト>サードなのに、「打力向上」を名目にしながら敢えてサードにコンバートするなら、それなりの理由があってしかるべきである。
4.外崎選手はレギュラーではない?
個人的には、外崎選手の身体の状態が想像以上に厳しく、首脳陣が「守備で外崎選手に期待できないので完全なレギュラーとしてはあてにしない」と判断したのではないか?と疑っている。つまり、外野にコンバートしても身体能力の衰え故に守備でのマイナスが大きく打力が回復しても戦力アップにならない。しかしサードなら、三遊間の打球は守備範囲の広い源田選手(実はこちらもUZR低下傾向なのだが)に任せると割り切って三塁線中心に守ることで守備面でのマイナスをある程度補える。
その上で、外崎選手の打力が回復するなら、佐藤選手の競争相手としては機能する。佐藤選手も通年で活躍したことはないので完全に任せることは不安なので、セカンドオプションは必要である。休み休み使うことで外崎選手の守備力低下幅も抑えられる。そんな思考でこのコンバートが始まったのではないか。そう考えると不可解な配置転換もある程度理解できる。理解はできるが、これが真相であれば、外崎選手に大きな期待はできないということなので、それはそれで大きな問題である。
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