【2024年日本シリーズ第6戦】26年前の再現と打線爆発の呼び水となった佐野選手の執念
今晩は。tthgです。 今日は米スターが26年ぶりの日本一を決めた日本シリーズ第6戦を振り返ります。主な内容は以下のとおりです。
1.26年前の再現
2.佐野選手の執念
3.エースがいなかったホークス
4.最後まで後手後手だったホークス首脳陣
1.26年前の再現
今日は終始ベイスターズファンの圧力を感じる試合だった。勝利を渇望するファンの声援が強力にベイスターズを後押しし、ホークスが勝ってはいけないような雰囲気だった。それに答えたベイスターズ打線がホークス投手陣を圧倒して押し切った。まるで26年前のように。26年前の相手はライオンズだった。ベイスターズは38年ぶりの日本シリーズだった。あの時は横浜の街全体が盛り上がり、シーズン中からそれがテレビで報道されたりしていた。日本シリーズは初戦から異様な盛り上がりで、ライオンズの本拠地ですらベイスターズファンの存在感のほうが上回っていた。当時tthgは「こんな雰囲気でやるのはおかしい」とすら思ったが、今日のホークスファンも似たような感じだっただろう。ベイスターズはホームコートアドバンテージを活かして勝ち切ったのは見事だった。
2.佐野選手の執念
今日の表のヒーローは筒香選手と桑原選手である。桑原選手は4出塁に3安打3打点。筒香選手は先制のホームランと決定的な場面において満塁から走者一掃。彼らの活躍が光ったわけだが、tthg的には影のヒーローは佐野選手だったと思っている。佐野選手はポストシーズン序盤は主軸だったが、今シリーズは不調で第5戦と今日控えだった。その佐野選手が5回に濱口投手の代打出て来た。試合の流れ的にはホークスが2点差に追い上げた後、ロングもできる濱口投手が5回頭から出てきてその回をきっちり抑えており、代打を出すか微妙だった。ここで濱口投手に代打を出して点を取れなかったら投手のやりくりが難しくなる局面である。しかし、佐野選手がヒットを打って満塁にし、絶好調桑原選手に回したことでスチュワート投手に圧力をかけ押し出しを引き出した。その後は雪崩を起こすようにホークス投手陣が崩れ筒香選手の走者一掃につながった。その起点は佐野選手のヒットだった。チームの主力でありながらこの試合をベンチから見守る状況における佐野選手の気持ちは察してあまりある。あの一打には佐野選手の執念が詰まっていた。それがシリーズの勝ち負けを決定する攻撃の呼び水になった。
3.エースがいなかったホークス
ホークスの問題は中継ぎ以降ということをこのポストシーズン通じて主張してきたが、今日の試合を見ているとそれは間違っていたのかもしれない。今日の有原投手はエースとしてシリーズの流れを変える投球が求められたが、それを全くできなかった。スチュワート投手も似たような役回りだったが同様だった。シーズンを圧倒的な強さで勝った故にあまり見過ごしていたが、本物のエースとして苦しい局面を打開できる存在はホークスにはいなかった。
4.最後まで後手後手だったホークス首脳陣
このシリーズを通じてホークスの采配は後手に回ることが多かったが、3回の有原投手の打席は代打を送るべきだった。今日の有原投手の出来は明らかに悪く、後がない戦いなのだから、有原投手に代打を出して点を取りに行ってスチュワート投手に継投すべきだった。結果有原投手が抑えたのならまだよいが、更に押し出しで失点してしまった。スチュワート投手も結果を残せなかったので、本質的な影響はあまりなかったのかもしれないが、2点リードしても仕掛けて大量点を取ったベイスターズと明らかに後手に回ったホークスでは非常に対照的だった。
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