今晩は。tthgです。 今日はセリーグのCSが最終戦にもつれ込んだので、その観戦記を書きたい。主な内容は以下の通り。
1.長いシーズンの結果を6試合でひっくり返される不条理
2.大舞台でミスを取り返した森敬斗選手
3.時の流れの残酷さを感じさせる菅野投手
4.日本シリーズに向けて
1.長いシーズンの結果を6試合でひっくり返される不条理
今日の試合の結果を振り返るにあたり、ライオンズのファンとしてはこのことを触れずに始めるわけにはいかない。ジャイアンツファンの心情は察して余りある。年間通して出した結果をたった6試合でひっくり返される不条理さをなんと表現して良いのか分からなくなる。2018年と2019年のライオンズもそうだった。こうしたことがあるとCSという制度を破壊したい衝動に駆られる。ただ、最近はちょっと違った見方もあると思っている。本当のチャンピオンであるならば、「たった6試合しかない」とか「実戦感覚が、、、」という事情を負けの言い訳にして良いものだろうか。本物のチャンピオンは短期戦でも強い。V9の時のジャイアンツや黄金期のライオンズは短期戦でも勝ち続けた。本物のチャンピオンを炙り出す仕組みとしてはCSも悪くない。だから最近はライオンズに対してはシーズンだけでなく短期戦でも勝てるチームをつくって欲しいと思っている。
2.大舞台でミスを取り返した森敬斗選手
初回の失点はベイスターズ森選手の送球ミスからだった。逆王手をかけられた試合で初回からミスによる失点。1点に過ぎないが心理的ダメージの残る失点だった。4回ジャイアンツ坂本選手の好走塁で加点され更に試合の流れはジャイアンツに傾き、ベイスターズは崖っぷちだった。その空気を一変させたのが5回の森選手のタイムリースリーベースだった。あそこからベイスターズ打線が迫力を取り戻し、この回にフォード選手のタイムリーで同点まで持っていくことが出来た。
更に、9回の牧選手の決勝タイムリーは森選手が直前に桑原選手のサードゴロの間に三進する好走塁によって生まれたものである。(二塁のままだったら、ジャイアンツ前進守備を敷くのでワンヒットでは点にならない。)この大舞台で初回にやらかしてなお、その後のプレーで取り返せる森選手には大きい可能性を感じる。スターになれる選手は、「ここ」という場面でいつも以上に活躍できるものである。シーズン成績を見るとまだまだこれからという印象だが、ここ一番で結果を残せる森選手にはスターの資質がある。もしかすると、森選手が現役を終えた時に「分岐点になった試合」として今日の試合を挙げることになるのかもしれない。
3.時の流れの残酷さを感じさせる菅野投手
ジャイアンツは、同点ということもあり、4連投になる大勢投手ではなく菅野投手を9回のマウンドに送った。今日の菅野投手は極端に変化球が多く、先発した第2戦とは別人のようだった。球速は出ていたが、ストレートに球威があるようには見えず、中3の影響が少なからずあった。全盛期であれば感覚の短さもリカバーできる体力があったのだろうが、35歳のベテランには酷だった。上述した荒削りの若者の森選手の活躍と、野球人生の黄昏時に差し掛かっている菅野投手の投球は実に対照的で、時の流れの残酷さを感じさせるものだった。
4.日本シリーズに向けて
最後に簡単に週末から始まる日本シリーズについて少しだけ。ホークス打線の迫力は間違いのないものであり、不安の残るベイスターズ投手陣が抑えきれるかが一つの焦点である。その意味では東投手が戻ってこれるのかは大きい。東投手で好調ホークス打線を抑えてある程度ホークス打線を眠らせないとベイスターズは厳しい。初戦にホークス打線が大暴れしてしまったら、一気にやられる可能性も十分ある。逆にベイスターズとしてはタイガースとのシリーズで見せたような打線の迫力を取り戻したい。1-2点の勝負ではホークス相手には厳しいので、少なくとも3-4点で勝負する展開にもちこみたい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。本記事を評価頂けるようでしたら下記のバナーのクリックをお願いします。本ブログのブログ村におけるランキングが上がりtthgのモチベーションになります。
にほんブログ村
本ブログは管理上の理由からコメント欄を停止しています。コメントがある場合は、Xにて本記事へのコメントに「@tthg1994」と「本記事URL」を添えてポスト頂きたく存じます。なおブログの記事を更新した時は必ずXでも更新通知のツイートをしますので定期的に本ブログを読みに来ている方はXで@tthg1994をフォローして頂くと記事の更新状況がタイムラインに流せるので便利です。
週に一回Youtubeでラジオ動画の配信を行っています。更新は毎週木曜日の朝7時ですよろしければ、以下リンクからご視聴ください。
https://www.youtube.com/@tthg4010