コンテンツへスキップ ナビゲーションに移動

ライオンズファンの目線でプロ野球を語るブログ

  • ホーム
  • 戦術アナリスティクス
  • 観戦記
  • 書評
  • 球界への提言
  • tthgのライオンズヒストリー
  • ライオンズへの提言
  • プロ野球界の話題
観戦記
  1. HOME
  2. 観戦記
  3. 【2024年セリーグCSファイナルステージ第4戦】リスクに見合ったリターンを得られなかったベイスターズ
2024年10月19日 / 最終更新日時 : 2024年10月19日 tthg 観戦記

【2024年セリーグCSファイナルステージ第4戦】リスクに見合ったリターンを得られなかったベイスターズ

この記事はプロモーションが含まれています。

今晩は。tthgです。今日はセリーグのCSファイナルステージ第4戦を振り返ります。主な内容は以下のとおり。

1. 昨日から一貫して「リスクを負って」目の前の勝利を優先したベイスターズ
2. 今日はリスクに見合うリターンを得る事ができなかった
3. 一方で明日につながる爪痕は残した
4. 湿りがちなベイスターズ打線
5. 明日の展望

1. 昨日から一貫して「リスクを負って」目の前の勝利を優先したベイスターズ

ベイスターズは、挑戦者としての姿勢を明確にし、昨日から一貫して「今日勝つこと」にフォーカスを当てた戦略を取り続けてきた。その象徴的なシーンが、昨日4回のチャンスに好投していた吉野投手に代打を送り、継投に踏み切ったことである。また、1点差の7回に山﨑投手を回跨ぎで登板させ、さらには2度の岡本選手への申告敬遠もその一例である。岡本選手に対する慎重な対応は、打線の主軸に簡単にチャンスを与えないという、リスクを伴うが一貫した勝利への執念が感じられた。

そして、今日の試合でも東投手の離脱により、三浦監督はジャクソン投手を予告先発に指名した。昨日と今日の連敗も覚悟の上で、ジャクソン投手を温存し、明日以降の連勝を狙うという選択も考えられた状況下での判断である。しかし、挑戦者の立場からすれば、ここで手を緩める選択は合理的ではなく、あくまで「勝ちに行く」姿勢を貫いたことは当然の選択である。

2. 今日はリスクに見合うリターンを得る事ができなかった

ベイスターズは、結果的には今日の試合ではリスクに見合ったリターンを得ることができなかった。7回のピンチで連続してバックホームを狙ったプレーも、チーム全体の「勝ちにこだわる姿勢」を反映しているが、結果としてオースティン選手のバックホームはやり過ぎ感もあるが、チームとしてリスクを背負って目の前の勝ちにこだわる姿勢でやっている以上ある程度は仕方のないミスだった。

1点差であれば最終回のチャンスももっと違った展開もあり得ただけに、このミスは敗着だった。さらに、「先発ジャクソン投手」という手札をここで失ってしまったことも痛手であった。その結果、一敗だけでなく「先発ジャクソン投手」という手札を失うという痛手を負った。

3. 一方で明日につながる爪痕は残した

しかし、ベイスターズにとって救いだったのは、6回の戸柱選手のホームランにより、ジャクソン投手に代打を出さずに済み、中継ぎ投手の投入を最小限に抑えることができた点である。これにより、明日には山﨑投手、伊勢投手、森原投手といった主力投手たちを中1日空けて起用することが可能となった。

一方、ジャイアンツの方は今日の試合で大勢投手に28球を投げさせたため、消耗度が懸念される。この点は明日以降の戦いに大きな影響を与えるであろう。

4. 湿りがちなベイスターズ打線

一方で、打線の方は明らかに停滞の兆しを見せ始めている。ファイナルステージ序盤こそ良い当たりが正面を突くアンラッキーが目立っていたが、徐々に当たりの質が低下し、現在では一発頼みの状況に陥りつつある。特に今日、最終回に死球を受けた佐野選手の状態は気になるところである。

5. 明日の展望

明日、ジャイアンツは全力で勝ちに行くしか選択肢がない。2戦目に馬力のある若手投手が登板していれば最終戦で中3日での先発やロングリリーフを見越すこともできたかもしれないが、2戦目に登板したのはベテランの菅野投手であったため、その選択は現実的ではない。思い切って明日はケラー投手と大勢投手以外で勝ちに行くか、最終戦は菅野投手のリリーフ登板を見込んでどちらか一方だけ休ませるか。それぐらいしか代案がない。日本シリーズ進出を狙うには、ケラー投手の6連投、大勢投手の5連投が必要になる可能性が高く、非常に厳しい状況である。

ベイスターズとしては、明日も一戦必勝で挑むべきだが、点差がついた場合には、勇気ある撤退も視野に入れるべきである。ただし、ベイスターズの主力中継ぎは今日休んでいるので1イニング限定なら投げさせる手はある。負けるにしても、ケラー投手大勢投手消耗させるメリットは大きいので撤退のタイミングが悩ましい。

ベイスターズは、「明日負けても次がある」。ジャイアンツは全力で勝ちに行くしかない中、ベイスターズは選択肢の多さが悩みの種でもあり、強みでもある。その辺の選択がどうなるか明日以降も注目したい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。本記事を評価頂けるようでしたら下記のバナーのクリックをお願いします。本ブログのブログ村におけるランキングが上がりtthgのモチベーションになります。

にほんブログ村 野球ブログ プロ野球へ
にほんブログ村

本ブログは管理上の理由からコメント欄を停止しています。コメントがある場合は、Xにて本記事へのコメントに「@tthg1994」と「本記事URL」を添えてポスト頂きたく存じます。なおブログの記事を更新した時は必ずXでも更新通知のツイートをしますので定期的に本ブログを読みに来ている方はXで@tthg1994をフォローして頂くと記事の更新状況がタイムラインに流せるので便利です。

週に一回Youtubeでラジオ動画の配信を行っています。更新は毎週木曜日の朝7時ですよろしければ、以下リンクからご視聴ください。
https://www.youtube.com/@tthg4010

Xでフォロー

@tthg1994
follow us in feedly

関連

  • Facebook
  • X
  • Bluesky
  • Hatena
  • Pocket

関連記事

【2024年セリーグCSファイナルステージ第6戦】大舞台でミスを取り返した森敬斗選手と時の流れの残酷さを感じさせる菅野投手
 2024年10月21日
【2024年日本シリーズ総括】窮地に陥ったチームを鼓舞する存在の有無
 2024年11月4日
【2024年日本シリーズ第6戦】26年前の再現と打線爆発の呼び水となった佐野選手の執念
 2024年11月3日
【2024年日本シリーズ第5戦】采配がハマったベイスターズと後手に回ったホークス
 2024年10月31日
【2024日本シリーズ第4戦】四番の差とホークスの中継ぎ不足
 2024年10月30日
【2024日本シリーズ第3戦】山川選手を止めたことはシリーズの大きな分岐点になり得る
 2024年10月29日
【2024日本シリーズ第2戦】厳しい戦いの中でもやるべき事をやっていたベイスターズベンチ
 2024年10月28日
【2024年日本シリーズ第1戦】チームの地力の差が結果に露呈
 2024年10月27日
【2024年セリーグCSファイナルステージ第5戦】巨人を救った門脇選手のバックホーム
 2024年10月21日
【2024年のパリーグCSファイナルステージ総括】初戦の伊藤投手の乱調と炎獅子時代の山川穂高の帰還
 2024年10月19日
カテゴリー
観戦記
タグ
2024CSDeNaベイスターズ巨人
コラム

前の記事

【2024年のパリーグCSファイナルステージ総括】初戦の伊藤投手の乱調と炎獅子時代の山川穂高の帰還
2024年10月19日
観戦記

次の記事

【2024年セリーグCSファイナルステージ第5戦】巨人を救った門脇選手のバックホーム
2024年10月21日
  • tthgのライオンズヒストリー
  • まとめ記事
  • イーグルス
  • コラム
  • セイバーメトリクス
  • チーム編成
  • バファローズ
  • パリーグ他球団
  • ファイターズ
  • プロ野球界の話題
  • ホークス
  • マリーンズ
  • ライオンズへの提言
  • ライオンズニュース
  • 二軍情報
  • 動画告知
  • 戦術アナリスティクス
  • 書評
  • 未分類
  • 海外メディア
  • 球界への提言
  • 観戦記
2025年5月
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
« 3月    

人気の投稿とページ

  • ライオンズが今井投手や隅田投手をいつまでも日本プロ野球という枠に留め置き続けるべきではない?
  • 優遇され過ぎていたライオンズ友の会
  • 内海投手が老獪な投球で仕事をしたのに、野手が平井投手の足を引っ張り逆転負け。石橋を叩いて渡れないという最悪の負け方。(2022年5月7日ライオンズ対ファイターズ)
  • 「打線は水物」という格言が重い。これが打線頼みのチームの限界なのか。意地をみせろ投手陣(2018年10月20日対ホークス観戦記)
  • ライオンズ首脳陣の中で外崎選手は完全なレギュラーではない?

ブログ統計情報

  • 2,734,347 アクセス

このブログについて

本ブログは30年来のライオンズファンであるtthgがライオンズファン目線でプロ野球を語ることを目的として開設しています。記事の内容はライオンズに関することが多いですが、ライオンズについて語る時も他球団のファンに参考になることを心がけております。x(旧Twitter)もやっているので、気軽に絡んでください。基本フォロバします。

x(旧Twitter)アカウントはhttps://twitter.com/tthg1994?s=20です。

お問い合わせフォーム(Inquiry form)

お問い合わせは、以下のフォームからお願いします。To contact us, please use the form below.

    このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。This form uses Akismet to reduce spam. For more information on how we process data, please click here.

    • プライバシーポリシー

    Copyright © ライオンズファンの目線でプロ野球を語るブログ All Rights Reserved.

    Powered by WordPress with Lightning Theme & VK All in One Expansion Unit

    MENU
    • ホーム
    • 戦術アナリスティクス
    • 観戦記
    • 書評
    • 球界への提言
    • tthgのライオンズヒストリー
    • ライオンズへの提言
    • プロ野球界の話題
    • tthgのライオンズヒストリー
    • まとめ記事
    • イーグルス
    • コラム
    • セイバーメトリクス
    • チーム編成
    • バファローズ
    • パリーグ他球団
    • ファイターズ
    • プロ野球界の話題
    • ホークス
    • マリーンズ
    • ライオンズへの提言
    • ライオンズニュース
    • 二軍情報
    • 動画告知
    • 戦術アナリスティクス
    • 書評
    • 未分類
    • 海外メディア
    • 球界への提言
    • 観戦記
    PAGE TOP