髙橋光成の残留は本当に朗報なのか。いっそ「桑原選手の人的補償」で移籍した方がライオンズのためになる。
今晩は。ドライな視点でチーム編成を考えるtthgです。
ポスティングによるメジャー移籍が叶わなかった髙橋光成投手の残留がきまった。tthg的には素直に喜べない。
メジャー志向を抱えたまま残留することによるチームへの影響。そして、何より獲得調査が報じられているFAの桑原選手(DeNA)の補償問題である。今回は、敢えて「髙橋光成投手が人的補償で移籍する」という、一見すると暴論に見えるシナリオこそが、ライオンズ再建への近道ではないかという話をしたい。
目次
1.「実質無補償」で桑原選手を獲得する?損して得取れという考え方

1.もはや「エース」ではない。髙橋投手の現在地
まず、冷静に現状の戦力を分析したい。髙橋投手を「エース」と呼ぶことに対して、異議と唱えたい。確かに過去の実績はある。しかし、一昨年の0勝11敗という事実は重い。単なる不運だけでは片付けられない「勝てない理由」がそこにはあった。
今のライオンズの先発陣を見渡してほしい。実質的なエース格は、安定感とタフネスを兼ね備えた隅田投手に移っている。彼は試合を作る能力において、現在の髙橋投手を凌駕していると言っていい。さらに、先発転向する平良投手、そしてルーキーイヤーから素晴らしい輝きを見せた武内投手がいる。彼らの存在を考えれば、髙橋投手はもはや「絶対的な一番手」ではない。ローテーションの柱の一本ではあるが、代えが利かないアンタッチャブルな存在かと言われれば、大きな疑問符が付くのである。
2.モチベーションの懸念と「一年限定の助っ人」というリスク
さらに懸念されるのはモチベーションの問題だ。本人の悲願であったメジャー挑戦が叶わず、不本意な形での残留となる。もちろんプロである以上、マウンドに上がれば全力を尽くすだろうが、心のどこかに燻るものがあるのは人間として自然だ。
仮に「来オフこそは海外FAで」と意気込んで成績を残したとしても、それは来年一年限りの話である。優勝争いができる戦力が整っているなら「一年限定の助っ人」としての価値もある。優勝のためならなりふり構わず戦力を注ぎ込むべきだからだ。しかし、今のライオンズが来季即優勝できるかと言われれば、正直厳しいと言わざるを得ない。今は明らかに再建期である。再建期のチームにおいて最も重要なのは、数年後の黄金期を支える土台作りだ。
その状況下で、一年で去る可能性が高い投手にローテーションの貴重な一枠を与え、過度な期待を寄せるのはリスクが高い。もし彼が好成績を残して来オフに出て行けば、チームには何も残らない。それならば、その枠を多少実力が劣っても、これからの5年、10年を背負う若手に投資する方が、中長期的には理にかなっているとも言えるのである。
3.「実質無補償」で桑原選手を獲得する?損して得取れという考え方
ここで今回の核心である「人的補償」の話に移る。プロテクト枠は28人。若手の有望株が多いライオンズにおいて、この枠はあまりに狭い。将来の主力となるべき若手をプロテクト漏れで失うリスクは極めて高い。
そこで提案したいのが、髙橋光成投手をプロテクトから外すという選択肢だ。もし相手球団が彼を指名すれば、髙橋投手は移籍となる。一見すると主力流出に見えるが、よく考えてみてほしい。前述の通り、どうせ来オフには海外FAなどでいなくなる可能性が高い選手である。その選手と引き換えに、これからのチームを支える若手を守り、かつ計算できる外野手である桑原選手を獲得できるとしたらどうだろうか。
これは実質的に「無補償」でFA選手を獲得したことと同義になる。いや、むしろ来年いなくなる選手を使って、複数年働いてくれる戦力を確保するのだから、プラス収支と言っても過言ではない。感情的には受け入れがたい話かもしれないが、GM的な視点で見れば極めて合理的な判断である。中途半端に残留してモチベーションに波がある状態で一年過ごされるよりも、いっそ人的補償という形でチームに「枠」という遺産を残してもらう。それが、髙橋投手が最後にできる最大の貢献なのかもしれない。
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