【2024年日本シリーズ第1戦】チームの地力の差が結果に露呈
今晩は。tthgです。今日は日本シリーズの第一戦の感想を書きたいと思います。ホークスの不安要素より、ベイスターズの不安要素のほうがより大きな問題だったというのが本質の試合だったように感じます。主な内容は以下の通りです。
1.ホークスのアキレス腱が顕在化した
2.ホークス以上に投手のやりくりに苦労していたベイスターズ
3.有原投手のタイムリーで2点あげてしまったことが悔やまれる
4.8回の代打近藤選手は疑問手
5.明日以降について
1.ホークスのアキレス腱が顕在化した
本ブログではホークスの今シーズンのポストシーズンにおけるアキレス腱は中継ぎ以降の安定度だと度々指摘したが、今日はそれが顕在化した試合だった。
オスナ投手は復帰後も決して本調子とは言い難く危うい投球内容だった。今日も変化球が多くストレートが150中盤で高めに来ても空振りが奪えない。結局3失点してあわやという投球だった。代役候補の松本投手や藤井投手も不在で勝ちパターンが確立できていない。明日以降もこの点は大きな課題である。
2.ホークス以上に投手のやりくりに苦労していたベイスターズ
本来ならエース東投手を立てて戦いたかったベイスターズは東投手が間に合わず。ジャクソン投手を選択。好投はしたものの、有原投手にタイムリーを打たれ、球数もかさみ気味だったので5回投げ切れず降板。その後小刻みに投手リレーをしたが最後の堀岡投手が捕まり、致命傷となってしまった。ベイスターズはCSでは投手陣に致命的なほころびはなかったが、セリーグで3位だったのは投手力の総合値が足りないからというのはデータ面で明らかであり、チームの地力の差が結果に出たということは否めない。その上で東投手が万全でない状況は苦しい。今日の試合は「ホークスのアキレス腱以上にベイスターズのアキレス腱の方がより大きな問題だった」ということが本質である。
3.有原投手のタイムリーで2点あげてしまったことが悔やまれる
ベイスターズとしては、ホークスの中継ぎ以降の不安要素を考えると、1点でも少なく失点を抑えることが重要だった。その意味で言うと有原投手のタイムリー時に梶原選手がお手玉したことは痛いミスだった。あれがなければ1点で済んだ可能性はあるし、うまくすればライトゴロをねらえた。仮にこの時の失点が1だったら、9回の牧選手の打席はワンヒット同点の場面になっていただけに状況は大きく変わっていた。こうした細かいミスはなくしていかないとベイスターズは苦しい。
4.8回の代打近藤選手は疑問手
8回の攻撃でホークスは先頭山川選手の四球後代走を出した上に栗原選手にバントを命じて一死二塁にしてから近藤選手を代打に送った。ベイスターズは申告敬遠で対応し、結果的にこの回ホークスは無得点。ベイスターズはファイナルステージで同様のケースで複数回巨人の岡本選手を歩かせており、次の牧原選手勝負になることは目に見えていた。牧原選手の打撃に余程自信があったのなら別だが、明らかに牧原選手より打力が期待できる栗原選手にバントさせて、牧原選手で勝負する状況はあまりに勿体ない。しかも、その勿体ない勝負に至る過程で切り札である近藤選手を消費してしまった。既に山川選手に代走を出していて近藤選手まで失った打線では、それ以降の得点力が大幅に下がる。結果的には9回に打線がつながり、大きな問題にならなかったが、下手をすると敗着になる一手だった。投手が打席に立つ横浜での試合は代打の戦略は一つのポイントだけに、今日ホークスののベンチワークは不安材料である。
5.明日以降について
正直ベイスターズの投手力では、ホークス打線をどこまで眠らせておけるのか微妙であり、ホークス優位は間違いない。ベイスターズとしてはパのファイナルステージでイマイチの出来だったモイネロ投手を早めに打って3-4点の勝負にして中盤以降勝負の展開に持ち込みたい。
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