投手三人(特に今井投手と豆田投手)は上々、打線は良い点と課題が混在(2024年3月9日ライオンズ対ベイスターズ)
今晩は。久々にライオンズの試合を観戦したtthgです。
今日はライオンズのOP戦について。投手は全体的に良かったが、打線は良い点と課題が混在しているという印象。主な内容は以下の通り。
2.打線は7回と8回のタイムリーの価値は高いが、多数の拙攻が課題
1.投手陣三人は上々の出来
まず、投手陣は三人とも評価できる内容の投球だった。今井投手は開幕を任されただけはあるという内容だった。先発で150後半投げられてシンカー(チェンジアップ)で147はかなり速い。良い時はなかなか打てるものではない。ただやはり4回で球数75は多い。これだと7回を投げられてやっとになる。燃費の悪さはずっと課題だが、エースになるにはこの当たりを改善したい。
與座投手については2失点で7安打。最上のできではないが、タイミングを外して打たせて取る投手なのでフェアグラウンドに打たれた打球がヒットになるのはある程度仕方がない。一番の反省は梶原選手に打たれたホームランである。オーバーフェンスだけはさけないとある程度塁上にランナーがいる想定の與座投手としては辛い。それでも4回2点ならQSペースなのでトータル的には悪くない結果である。
豆田投手については1回を2奪三振。相変わらずの制球力でストレート一本槍だが、逆に言うとそれでも抑えている。デビュー投手はストレートだけでどこまで行けるのか不安だったが、ここまで来ると一定程度期待はできる。増田投手と両外国人が微妙なだけに開幕クローザー候補である。
2.打線は7回と8回のタイムリーの価値は高いが、多数の拙攻が課題
打線については、7回の若林選手、8回のブランドン選手のタイムリーは価値があった。いずれも前の打者が進塁打で二塁に進んだランナーを返したものである。下位打線で連打が続いて点が入る事は難しいのでこうしたチャンスで地味に加点できるか否かでチームの総合的な得点力に大きく変わって来る。相手のケイ投手も投げている球はそこそこ良かったのでその意味で二人のタイムリーは価値がある。
一方で拙攻が目立ったことも事実である。3回先頭元山選手のツーベースで無死二塁で古賀選手が進塁打すら打てずに無得点。4回アギラー選手のツーベースで二死二塁からブランドン選手が三振。5回外崎選手が相手エラーで無死二塁となるも元山選手のレフトフライでタッチアップを焦って三塁で走塁死。特に5回の外崎選手の走塁死はその後古賀選手にヒットが出ただけに痛かった。これだけ拙攻を続けたら得点力は上がらない。
3.レギュラー争いをしている選手が守備で凡ミスは頂けない
元山選手についてはこれだけ打てるなら、開幕スタメンを考えても良い。だが、問題は守るところである。現状サードが最右翼だが、5回の西巻選手の打球を判断を誤ってセーフにしてしまったのは頂けない。多少守備に難があっても使うには打席で求められるものが大きく異なる。これからアピールしてレギュラーを争う選手はとりあえず守備での目に見えるミスは御法度である。同じ事はサードでライバルになる渡部選手も同様である。6回の送球エラーは頂けない。元山選手やブランドン選手に比べ出遅れている彼は尚更ミスをしてはいけない。
4.外国人打者に長打力不足の傾向があるのは不安
外国人打者三名についてはアギラー選手のみ結果が出た。アギラー選手はヒットを打つという点においては上々の結果が続いている。だが、彼に求めるのは第一にホームランを含む長打なのである。その点打球の角度が付かないのは不安である。紅白戦で隅田投手からホームランを打った時には期待感があったが、これだけ角度が上がらない打撃が続くと中距離打者として考えないといけないかもしれない。(日本人投手にアジャストすれば角度もつくという事であればよいのだが。)コルデロ選手が全く打てる気配がなくガルシア選手と渡部選手を上に上げている現状を見ると首脳陣も似たような見解なのではないだろうか。特に、もっと打席数を与えて結果を見たいはずの好調西川選手をベンチに下げてまで、ガルシア選手をライトで使っている所に長距離砲への首脳陣の懸念が見え隠れする。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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