J.D.デービス選手の獲得から読み解けること
今晩は。tthgです。 今日はJ.D.デービス選手の獲得について思う所と書きたい。主な内容は以下の通り。
1.少なからずネビン選手を超える長距離砲になり得る選手を獲得したことはすばらしい。
3.デービス選手で補強が終わりなら、球団のやる気もどこまで本気なのか怪しくなる。
4.デービス選手が活躍時に来期以降の契約を獲得できるかが球団の本気度を測る物差し
1.少なからずネビン選手を超える長距離砲になり得る選手を獲得したことはすばらしい。
J.D.デービス選手の獲得が発表された。下記の記事で「今のフロントの動きを見ているとネビン選手で外国人枠の一つは埋まったので向こう二年は「外国人野手はあと一人連れてくれば良い」ぐらいに考えて、海外スカウトに「投手中心のスカウティング」を要求していそう」と書いたが見事に予想は覆された。
実績的にも数年の前の話とは言えメジャー実績組。2019年までさかのぼれば通年でOPS.895ホームラン22本を記録しており、少なからずネビン選手を超える長距離砲になり得る存在である。この補強は素直にグッドジョブだし、球団にやる気が全くないわけでもないということが見えたことはうれしい。
2.とは言え補強は足りていない。
一方で、そこまでやる気があるなら「なぜシーズン前からやらない?」という疑問も湧きあがる。昨年の歴史的低迷からすれば打線の強化は急務であり、外国人打者が二人当たってもなお足りない事すら十分に予想できた。最悪若手が伸びないケースでは、多少守備が落ちても外国人三人を打線に入れることすら想定しておくべき状況だった。そのためにはそもそも外国人の当たり確率を上げるために最低でも4人できれば6人ぐらい3Aなら打撃で無双するレベルを補強することが必要だった。現状デービス選手が4番として収まってもセデーニョ選手が不調なら外国人3人打線すら組めないのだから、まだまだ足りないのも事実である。
3.デービス選手で補強が終わりなら、球団のやる気もどこまで本気なのか怪しくなる。
西川選手、長谷川選手、渡部選手が下降線の中、本気で勝ちたいなら二の矢三の矢が必要である。7月13日現在CS圏内まで4.5ゲーム差でイーグルスやマリーンズ相手にも取りこぼす現状ではもう赤信号に近い黄色である。デービス選手で補強が終わりなら、球団のやる気もどこまで本気なのか怪しくなる。見ようによっては「9月以降の前売りチケットがさばければそれで良し」の見せ金的な補強にも見える。
4.デービス選手が活躍時に来期以降の契約を獲得できるかが球団の本気度を測る物差し
球団が本気なら、百歩譲って今期のチーム成績の結果が出ないとしても、デービス選手が活躍した場合には来期以降も引き留めるだけの年俸を払うことが最低ラインである。シーズン途中からの加入なのでおそらく年俸のディスカウントされているはずであり、比較的手を出しやすい状況である。しかし、来期以降となるとデービス選手も年齢的に「メジャーへの最後の挑戦」をするという選択肢もある。その中でも残ってもらうならそれ相応の対価を払う必要がある。それをしないで流出するなら、結局球団のやる気も「見せかけだけ」という結論にならざる得ない。球団の本気度を測るという意味でもデービス選手の動向は注目ポイントである。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
本記事を評価頂けるようでしたら下記のバナーのクリックをお願いします。本ブログのブログ村におけるランキングが上がりtthgのモチベーションになります。

にほんブログ村
本ブログは管理上の理由からコメント欄を停止しています。コメントがある場合は、Xにて本記事へのコメントに「@tthg1994」と「本記事URL」を添えてポスト頂きたく存じます。なおブログの記事を更新した時は必ずXでも更新通知のツイートをしますので定期的に本ブログを読みに来ている方はXで@tthg1994をフォローして頂くと記事の更新状況がタイムラインに流せるので便利です。