9回の多和田投手の乱調は個人的に反省の上修正が必要である。しかし、チームとしては想定内として対処なければならない。そこに8月の戦い方のカギがある。(2018年7月31日対ホークス観戦記)
おはようございます。9回の多和田投手の乱調で夢の世界から叩き起こされた気分のtthgです。
難敵千賀投手をジワジワ追い詰め6回に決定的な5点が入ったことで余裕をぶっこいて観戦していたが、9回の多和田投手の乱調で一気に目が覚めた気分だった。多和田投手だから完封が完投になるぐらいはあるのだろうと思って9回を迎えたが、完投どころか継投を誤ったら同点や逆転があり得る事態となった。今のライオンズ中継ぎ陣の状態を考えると火がついてしまったホークス打線を途中から確実に抑えられる存在は見当たらず難しい判断を迫られることになった。
結果的に多和田投手続投で事なきを得たが、いきなり制球を乱してことごとく真ん中付近に球が集まる多和田投手の悪癖は何とかしないといけない。人間だからミスは仕方がない。しかし、ミスした後にランナーが溜まった状態で厳しいコースに確実に投げられるようになってもらわないといけない。それが投手陣の柱にならなければいけない多和田投手に求められていることだ。多和田投手については毎度のように同じことを言っているように思うが、大いにこの点を反省し、修正するために努力して欲しい。
しかし、チームとしては多和田投手の乱調も予測して対応しなければいけない。なぜかというと、今年の酷暑とメラドの構造上の問題で気温が上昇し投手のスタミナを削り取る状況だからだ。昨日の試合の気温は球団発表で31.2°。18時開始の試合としては異常な気温だ。千賀投手は100球を超えた6回に崩れた。昨年ですら千賀投手がメラドで足がつって緊急降板があった。今年は、先日のZOZOマリンの18時開始ゲームでも榎田投手が足がつって早期降板があった。今年の酷暑は異常であり、メラドでの試合は投手はいつもより早くスタミナ切れを起こすと考えるべきである。その観点からすれば100球近かった多和田投手が突然崩れてもおかしくない。昨日の乱調が暑さだけのせいとは言わないが、100球近く投げたら突然のアクシデントがあってもおかしくないと考え準備が必要な状況である。
本来、メラドの灼熱地獄は根本的に改善しなくてはいけないが、すでに今期は日程も決まっているし、いきなり代替え開催とはいかないので、メラドでやるしかない。そう考えた時にメラドでは戦い方を変えていく必要がある。打者は基本的に早打ちは厳禁であり、アウトを献上してもいいから無条件で2ストライクまでは振らないぐらいの徹底した球数稼ぎが有効である。投手は早め早めの継投が必要である。単に早めの継投をしても中継ぎ酷使が発生して自滅するので、捨てゲームを設定して中継ぎを休ませつつ勝つべき試合で勝ちパの投手を惜しみなくつぎ込む戦いが必要である。
例えば、昨日勝ったことで今日と明日どちらかを勝てばホークスもある程度CS出場権獲得が目標になり、ライオンズを標的としたローテの改変などは控える可能性が高い。明日は石川投手なので、今日は早め早めの継投で勝ちたい、今日はどんどん中継ぎを投入して勝ちに行き、明日は中継ぎは本田投手や相内投手に任せたい。ポイントは今日中継ぎを投入して負けたたとしてもそれを貫くことだ。今日負けたからといって焦って明日勝ちに行き、勝ちパの投手を消費した場合、勝っても今後への影響がある。今のメラドは極端な打高投低の環境であり、捨てゲームと割り切った起用でも相手投手が崩れて勝ちを拾える可能性がある。乱打戦を制して勝っても勝ちパの投手を連日つぎ込む展開になれば中継ぎの疲労蓄積により後でその貯金を吐き出すことになる。メラドで「捨てゲームの投手起用で打線の爆発により勝ちを拾う試合」を何試合作れるか。ここが大きなポイントである。
メラドで捨てゲームを勝ちに変えられれば昨日提案した5分でしのぐより上の結果で8月を終えて首位で9月を迎える可能性が高い。昨日の試合を観て「捨てゲームでも勝てる可能性がある」と強く感じたので、昨日の見解は「5分を狙いつつ結果的に多少貯金することを狙う」に修正したと思う。(昨日記事へのsinndarさんからのコメントも参考になりました。sinndarさんありがとうございます。)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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