前進守備って本当に必要ですか?~セイバーメトリクス的戦術考察④~
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こんばんは。残業で生観戦できなかったtthgです。今日は勝てて良かった。岸投手に勝ったのはどんな形であれ、大きい。
さて、そんなわけで、今日はまた戦術のお話。前々から疑問に思っていたのだが、いわゆる「前進守備」って本当に有効なのだろうか。まず、前進したからといってホームがアウトになる確率はあまり上がらないように感じる。内野前進でもボテボテのゴロや、野手の間に転がったゴロでホームアウトは難しい。外野もイチロー選手クラスに正確な球を投げられるなら別にして、タイミングアウトでも球がそれてセーフも多々ある。
一方、内野で言えば、前に出ているがゆえに普通の守備であれば捕れる球がヒットになる、外野であれば長打になってしまうことがある。具体的な場面で考えてみると、一死3塁の場面で内野前進守備をしたとしよう。普通の守備体形であれば内野ゴロがヒットなって1点入りなおも一死1塁と、内野ゴロアウトの間に一点入って二死ランナーなしでは得点期待値がだいぶ違ってくる。外野前進して普通の外野フライが長打にでもなろうものなら結果は最悪である。
感覚的な話で恐縮だが、前進守備は得られるリターンと、1点を抑えに行って2点以上取られるリスクが見合っていないように思う。是非データ解析できる立場にある方に、前進守備が有効な得点状況、イニングを検証して欲しい。私の感覚としては、外野前進はサヨナラになる場面以外は不要。内野前進は8回以降3点以上離れている時ぐらいが適当なバランスのように感じる。
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