ライオンズ強化方針への提言:「中途半端」を捨て、今を取るか未来を取るか決断せよ

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今日は。tthgです。

最近、本ブログではライオンズの強化方針について、大きく分けて二つの方向性で記事を書いてきた。

一つは、今井投手のポスティング移籍を前提とした「なりふり構わず来季の優勝を目指す」という方向性である。
これについては、以下の2記事で詳しく論じた。
https://tthg1994.com/archives/10608
https://tthg1994.com/archives/10617

もう一つは、「将来的な常勝軍団を作るために組織として何をすべきか」という、より長期的な視点に立った方向性である。
https://tthg1994.com/archives/10590

「来季すぐに勝て」と言う一方で、「将来を見据えよ」と言う。
一見すると、これらは矛盾する主張のように映るかもしれない。しかし、tthgとしてこれらの一連の記事を通じて訴えたいことは一貫している。
それは、「球団の中途半端な姿勢への疑問」である。

1. 現状の「中途半端な補強」への危機感

私が最も恐れているのは、球団が「今のままでも、そこそこの補強をすれば一時的にAクラス争いはできるだろう」という安易な考えに陥っていることである。

確かに、適度な補強を行えば、来季一時的に順位を上げることはできるかもしれない。しかし、それは「優勝」を確実にするものではなく、あくまで「CS争いができるレベル」でお茶を濁すことに他ならない。

今のライオンズに必要なのは、そうした中途半端な延命措置ではなく、もっと明確かつ極端な舵取りではないだろうか。

2. 提示したい二つの選択肢

私がここ連日の記事で発信している骨子は、球団に対して以下のどちらかの道を明確に選んでほしいという要求である。

1. 「将来を捨てるリスク」を負ってでも、来季優勝を取りに行く

もし来季勝ちたいのであれば、中途半端な補強では足りない。今井投手のポスティング譲渡金が入るのであれば、その全てをつぎ込むくらいの覚悟が必要である。

将来的な財政リスクや育成の停滞というリスクを負ってでも、超一線級の外国人選手や即戦力を乱獲し、「来季優勝できる戦力」を強引に整える。それくらいの劇薬を投入しなければ、今のチーム状況で頂点は狙えない。

2. 資金を温存し、満を持して勝負をかける

もし来季の優勝が現実的でないと判断するのであれば、中途半端な補強に金を使うべきではない。

ポスティング譲渡金は徹底的にプールし、若手が育つのを待つ。そして、チームの地力がついたタイミングで、貯め込んだ資金を一気に放出して大物FA選手や最高ランクの外国人を獲得する。

3. 結び:どっちつかずが一番の悪手

私が避けたいのは、「来季優勝するには心許ないが、将来への投資としても不十分」という、どっちつかずの現状維持である。

リスクを冒して「今」を取るのか。
痛みを伴って「未来」を取るのか。

ここ連日のブログでの発信は、そのどちらの覚悟も感じられない球団フロントに対する、アンチテーゼとしての提案なのである。

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