NPBでお金がないチームが金満球団を倒す方法を妄想してみた
今晩は。想像力豊かなtthgです。
相変わらず諸事情で低浮上ですが、週一ペースでの更新はしていきます。さて、今日は少しネタ的な話になるが、「お金がないチームが金満球団に勝つ方法」について書きたい。正直本気で実行できるとはあまり思っていないので、あくまでも「妄想」としてお読み頂きたい。具体的には「金銭面で不安を抱える球団が他リーグのチームと共同戦線をはり、トレードで毎年両チームの主力選手をどちらか一方に集中させて一年毎に優勝を目指す」ことをしてみたい。主な内容は以下の通り。
1.キッカケはNBAにおける「今年は優勝を諦めるけど数年後優勝するため」のトレード
1.キッカケはNBAにおける「今年は優勝を諦めるけど数年後優勝するため」のトレード
この事を考えたキッカケはアメリカ時間の2月8日に期限を迎えたNBAのトレードデッドラインにおけるNBAユーチューバーの配信。NBAではトレードデッドライン付近では「今年は優勝を諦めるけど数年後優勝するため」のトレード1がしばしば行われる。NBA界隈ではこうしたトレードの評価をファンが「あーだこーだ」言うことが一つのエンタメとなっている。それが上述の配信だったりするわけだが、この話を聞きながらtthg的には「NPBでは移籍市場が狭いので今年の優勝を犠牲にして数年後の優勝を狙う」というような動きは制度的にやりづらいという点が大いに気になった。
tthg的には例え大いに負けているシーズンばかりでも「数年後に優勝できるかも」という希望があれば随分と応援のモチベーションが変わってくる。しかしながら、「弱小チームになってこの先何年もこの状態が続くかも」と思うと試合を観る気力も湧かなくなる。常勝チームが難しいとしてもせめて数年に一度は「優勝」を本気で見据えることのできるチームで在ってほしい。そこで今回は今の制度を前提としつつも「数年後の優勝をめざず方法」を考えてみたい。
2.他リーグのチームと手を組んで一年毎に優勝を目指す
具体には、「他リーグのチームと手を組んで一年毎に優勝を目指す」ということをやってみたい。例えば、ライオンズがスワローズと手を組んで「エース髙橋投手」「抑え平良投手」「四番村上選手」「一番塩見選手」みたいなチームを作れば随分と優勝確率の高いチームが造れる。例えば今年はスワローズにトレードで一気にライオンズの主力を移籍させて、来季はその逆をやるとかすれば一年毎に優勝を諦める代わりにコンスタントに優勝を夢見ることができる。ドラフトや外国人も二チーム分の獲得機会があり、その良い方を選べばよいのでFAの何倍も補強機会が発生する。ドラフト指名も両球団で相談して被らないように指名していくこともできるし、スカウト網も協力すれば他チームよりも多く情報を得ることもできる。金銭面の不均衡もトレード時に金銭トレードで調整してやれば特段問題はない。
3.野球協約上の問題
ただし、これは野球協約上の問題がある。選手会がHPで公表している「日本プロプロフェッショナル野球協約2022」には以下のようにある。
第107条 (選手の貸与禁止) 球団は、他の球団に選手を貸与し、又は呼戻権を留保し、あるいは条件を付して、選手契約を譲渡することはできない。
日本プロ野球選手会OFFICIAL SITE,公認代理人制度,野球協約等,野球協約,2022版より引用,2024年2月11日最終閲覧
毎年トレードを実施することを前提にトレードをするならこの規定に違反する懸念はある。だが、これについては文書などを一切残さずお互いに口頭で約束して実行すればそうそう証拠は挙がらない。一方で、FA移籍においてはタンパリング公然の秘密になっている中、金銭的に獲得側になることが難しい球団が実施した工夫だけが検挙されるのは如何なものかとは思う。
4.その他の問題点
次に実質的な問題としては、当該球団が「優勝を諦めた年」の収益が大きくしたブレする可能性である。優勝を諦めたシーズンは実質的にファームみたいな位置づけになるのでぶっちぎりで最下位になるので集客やスポンサー料が大きく落ち込む懸念がある。これについては正直「優勝を狙えるシーズン」でどれだけ収入を賄えるのかという事にかかってくる。個人的には「来季優勝を狙える」という前提であれば未来のスターを見にベルーナドームに足を運ぶことはやぶさかではないのだが、それがファンのマジョリティではないと思われるのでハードルは高い。
その他にも毎年移籍させられる選手のモチベーションという問題もある。「優勝を毎年狙えるなら気にしない」という選手もいるだろうが、環境変化に戸惑いを覚える選手もいるだろう。査定としても毎年チームが変わるのは簡単ではなく、両球団で統一的な査定を方法を作るという課題も残る。統一査定となると文書で残す必要も生じるので証拠が出やすくなる。あるいは、どちらかのチームが紳士協定を破って優勝を狙った年のオフにトレードを拒否するというリスクもある。協約上のしばりがある以上どこまで行っても法的拘束力のあるような契約を証拠として残すことが難しいため、このリスクは大きいと言わざる得ない。
5.実現は難しいけれど、、、
以上の事を考えると実現は極めて難しいということは明白である。だが、FAやポスティングで流出ばかりのチームを長年応援していると、ふとこんなことも考えてみたくなるいのである。
6.まとめ
・金銭面でFA獲得が困難なチームも他リーグのチームと共同戦線をはれば、一年毎の優勝を目指せる。
・ただし、協約上の問題を筆頭に実現可能性は低い
・それでも妄想したくなるのが、流出球団ファン
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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- 例えば「今のチーム」が優勝できないとしても、数年後絶対的なエースになれる選手が居る場合、中堅選手を「今年勝ちたいチーム」に送り込み将来のドラフト指名権と選手をもらうというような動きをする。極端な話対価としてもらう選手は一応いるけど、その選手は翌年オフに再契約しなかったりする。NPBでそんな動きをしたら大損なのだが、自動FAでサラリーキャップがあるNBAでは、再契約しない事により発生した「サラリーキャップの空き」を利用してFAで補強できる。それ故トレードの対価としてもらう選手に価値がなくてもOKの場合もあり得る。 ↩︎