2024年パリーグCS展望 ~ホークスは日本シリーズにたどり着けるのか~
おはようございます。tthgです。 今日は来週の2024年パリーグCSの展望について書きたいと思う。主な内容は以下のとおり。
ホークスの不安要素
2位以下のチームがCSを勝ち抜く戦略
ファイターズの戦略は理想形
マリーンズは先発の調子次第
終わりに
ホークスの不安要素
下記の記事でも書いたように、レギュラーシーズンを制したホークスは、シーズン終盤にかけて中継ぎの要である複数の投手が故障し、中継ぎ以降に大きな問題を抱えている。オスナ投手は最近戦線復帰しましたが、その投球内容を映像で確認する限りでは、まだ万全の状態とは言えない。球速が戻っておらず、キレも感じられず、急遽調整された感が否めない。
さらに、打線の柱である近藤健介選手も故障で一時離脱している。CSには戻ってくる予定だが、試合勘の欠如は否めず、ぶっつけ本番となることが予想される。また、主砲の柳田悠岐選手も病み上がりであり、本来のパフォーマンスを発揮できるかどうかは不透明だ。山川穂高選手も好不調の波が激しい選手であり、短期決戦では安定した結果を残せる保証はない。
これらの要因から、ホークスが圧倒的な打撃力で相手を圧倒する展開は容易ではないと考えられる。ホークスが僅差の試合展開に持ち込まれると、中継ぎ陣の薄さが命取りになりかねない。特にシーズン終盤で調整不足のオスナ投手が再び炎上するようなことがあれば、チーム全体の士気に悪影響を与えるだろう。このような状況下で、ホークスに挑むチームがファーストステージを突破し、勢いそのままにホークスに挑戦する姿が見られるかが、今回のCS最大の見どころになると考えられる。
2位以下のチームがCSを勝ち抜く戦略
現在のCSは1位のチームにはアドバンテージ(1勝)が与えられている。そのため、2位以下のチームが日本シリーズに進出するためには、初戦の勝利が極めて重要となる。過去のデータを振り返っても、2位以下のチームが日本シリーズ進出を果たした例では、全て初戦を制している。逆に言えば、初戦を落とすと実質的に連敗と同じ状況となり、4戦先勝のシリーズでは致命傷である。
このことから、2位以下のチームがCS突破の可能性を最大化するためには、ファーストステージでエースを温存し、2ndステージ初戦に登板させる戦略が有効である。特に、エース投手が中5日でシリーズ最終戦にも登板可能なスタミナと調整力を持っていれば理想的だ。この戦略を実践するチームが、ホークスを追い詰めることができるだろう。
ファイターズの戦略は理想形
ファイターズは、この戦略を忠実に実行しようとしている。10月5日のスポニチの報道1によれば、ファイターズはエースの伊藤大海投手を温存し、2ndステージ初戦に登板させる予定とのことだ。伊藤投手はスタミナがあり、中5日で登板しても体力的な不安が少ないタイプであり、この戦略には理想的な投手といえる。
さらに、ファイターズはシーズン終盤の8月から9月にかけてホークス相手に7連勝を飾っており、そのうち6勝はホークスが優勝を決める前の試合である。ホークスにとって、今のファイターズは間違いなく「天敵」と言える存在であり、彼らがファーストステージを突破してくる場合、ホークスのCS突破は非常に厳しい戦いになるだろう。
マリーンズは先発の調子次第
マリーンズもCSで恐ろしい存在になり得るチームだ。上述の一月前の記事を書いた時点では陣容的にはマリーンズのほうが怖いぐらいだとtthgは考えていた。しかし、佐々木朗希投手の調子が今ひとつ上がっていない点が気がかりである。彼は速球のスピードは申し分ないものの、その球威が感じられない場面が多く見受けられる。さらに、もう一つの切り札と期待されていたカイケル投手も年齢的な衰えや怪我で当てにできない。
個人的に突破口になり得るのは高い奪三振率を誇る種市投手だと思っている。彼は怪我明けという不安はあるが、復帰登板を見ると質の高いストレートを投げており、フォークも要所で切れていた。4回の一死二、三塁でギアを上げて無失点で切り抜けた投球は、短期決戦での可能性を感じさせるものだった。いっそ種市投手を実質エースという位置づけで温存し2st初戦と最終戦を取りに行くのが最善に思える。その上で佐々木投手がCSで真価を発揮できれば面白い。
終わりに
これだけ圧倒的な強さでリーグを制したホークスに、CSで下剋上が起こり得るというのは珍しい状況である。しかし、主力選手の離脱と中継ぎ陣の不安定さは、短期決戦のCSでは大きなハンディキャップとなり得る。ホークスが日本シリーズにたどり着けるのか、注目して観戦してみたい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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- 2024年10月5日 06:00配信,日本ハムの加藤貴、北山、金村が5日楽天戦でCS先発枠争い!伊藤大海はファイナルSか!?参照,2024年10月6日最終閲覧 ↩︎