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2024年10月12日 / 最終更新日時 : 2024年10月12日 tthg 観戦記

【2024年パリーグCS1stステージ初戦】佐々木朗希投手の快投と短期決戦の一発の怖さ

この記事はプロモーションが含まれています。

今晩は。tthgです。昨年他球団のポストシーズンの観戦記書いて面白かったので今年も観戦記を書いてみる事にします。主な内容は以下のとおりです。
1. 立ち上がりの攻略失敗が響いたファイターズ
2. 短期決戦で際立つ「一発の怖さ」
3. 計算された8回無失点の価値
4. 巧みな継投策が決まった9回
5. 次戦に向けたファイターズの課題

1. 立ち上がりの攻略失敗が響いたファイターズ

この試合の重要なポイントの一つは、初回の佐々木朗希投手の不安定な立ち上がりをファイターズが攻略できなかったことである。佐々木投手はシーズン終盤に、立ち上がりに制球を乱す傾向が見られ、それが短期決戦において致命的なリスクになりかねなかった。今日も初回から変化球が浮き、制球も不安定であったため、ファイターズとしては絶好のチャンスであった。しかし、先頭打者の浅間大基選手が四球で出塁した後、すぐに盗塁を試みて失敗した。このアウトが大きく試合の流れを変えた

盗塁の狙い自体は決して悪くなかった。初回から不安定な佐々木投手に奇襲を仕掛けてプレッシャーをかけて崩そうという積極策は理解できる。しかし、ロッテの捕手・佐藤都志也選手の素早い送球が完璧に決まり、結果的にこの盗塁死がファイターズの攻撃に水を差したのである。さらに、浅間選手の盗塁失敗後に清宮幸太郎選手が四球を選んだだけに、もし浅間選手が残っていれば無死一、二塁のチャンスが広がっていたことを考えると、非常に惜しいミスであった。

2. 短期決戦で際立つ「一発の怖さ」

ロッテの得点は、いずれも本塁打によるものであった。シーズンを通して一発頼みの打線は不安だが、短期決戦では連打が期待しづらく、一発で得点できることが大きな武器となる。この試合で2点をもたらしたのは、今季成績が振るわなかった中村奨吾選手の一発であった。シーズン中は調子を欠いていた選手が、この重要な場面で結果を出したことは、チームにとって非常に大きなプラスである。

ポストシーズンでは、相手投手のレベルが高く、打線がつながらない展開が増える。そのため、どんな形であれ一発で得点を挙げられる選手がいることは、チームにとって極めて重要である。また、今後中村選手がこの一発をきっかけに調子を上げ、勝負どころでの得点源になれれば、ロッテ打線の厚みは大きく変わる。

3. 計算された8回無失点の価値

佐々木投手の投球は、単に好投したというだけでなく、8回を計画的に投げ切った点に価値がある。序盤は不安定な立ち上がりであったが、中盤からは徐々に立ち直り、終盤にはむしろギアを上げる余裕さえ見せたのである。これは、ただ全力で投げ続けた結果ではなく、ペース配分を意識した組み立てによるものである。

ポストシーズンでもリリーフ陣をできるだけフレッシュに保つことは重要である。連投が嵩めば、不調の投手が現れるリスクが高まる。特に2stステージでは体力的に優位な優勝チームが待つだけにできるだけ省エネで勝ち切ることには意味がある。そのためには先発投手が長いイニングを投げ切ることは重要である。佐々木投手がこの大事な試合で8回無失点の投球をやり切ったことは、ロッテにとって非常に大きな意味を持つ。

4. 巧みな継投策が決まった9回

9回のマウンドには、ロッテの守護神・益田直也投手ではなく、まず鈴木昭汰投手がワンポイントで起用された。この起用は、「一人一殺」の昭和的な継投を思い起こさせるものである。普段は1イニングを任されることの多い鈴木投手が、今回は特定の打者だけを抑えるために登板したのである。結果として、鈴木投手は見事な仕事を果たし、益田投手にバトンを渡した。

益田投手もまた、ポストシーズンに向けてしっかりと調整を済ませており、この日は150キロを超える速球を連発していた。鈴木投手のワンポイント起用が成功したことにより、益田投手も自信を持って最後のバッターに集中することができたのである。この贅沢な継投が実現したのも、佐々木投手が8回まで投げ切ったからこそである。ロッテ投手陣の計算された継投は、完璧に機能したと言える。

5. 次戦に向けたファイターズの課題

この敗戦により、ファイターズは崖っぷちに追い込まれることとなったが、まだ望みを失う必要はない。次戦のポイントは、レイエス選手の前にランナーを溜められるかどうかである。レイエス選手はこの試合でヒットを放ったものの、足を活かしたプレーが期待できないため、彼自身が出塁する役割に終始していては、得点力を上げることは難しい。

特に、1番打者や2番打者がしっかりと機能し、レイエス選手の打席で得点圏にランナーを置けるかが鍵となる。次戦でこの形を作れれば、ファイターズの反撃の糸口が見えてくる。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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