【2024年パリーグCS1stステージ第二戦】 万波選手の一撃を契機にファイターズが形成逆転
今晩は。tthgです。今日もパリーグのCS1stステージを振り返ります。主な内容は以下の通りです。
1. マリーンズはやるべきことはできていた
2. マリーンズ惜敗の要因:2つのわずかなほころび
3.万波選手のホームランよりも価値が高い山﨑投手の快投
4. 明日の試合展望 – 両軍の戦略が試される
1. マリーンズはやるべきことはできていた。
この試合のマリーンズの戦い方は、内容的に高く評価できる。ファイターズの先発・金村尚真投手はシーズンを通して安定した成績を残し、攻略が難しい投手だ。しかし、マリーンズはこの金村投手から一発で2点をもぎ取り、早い段階でリードを奪う理想的な展開に持ち込んだ。
さらに、先発の小島和哉投手も持ち味を存分に発揮し、ファイターズ打線を苦しめた。要所で打者を抑え、リードで中継ぎにつないだのだから合格点を出せる結果である。しかし、万波選手の一発で形勢を逆転されてしまった。これは力負けとしか言いようがなく、マリーンズはやるべきことはやったと評価されるべきである。
2. マリーンズ惜敗の要因:2つのわずかなほころび
(1) 万波中正選手への失投
強いて敗因を探ると、益田直也投手が万波選手の打席で見せた初球のストレートの選択が、やや安易だった印象が拭えない。益田投手は連投で昨日より制球が微妙で球威が若干落ちているように見受けられた。その状態で万波選手相手に真っ向勝負を挑むのはリスクの高い選択ではなかったか。
(2) 小島投手が7回を投げ切れなかったこと
もう一つのポイントは、小島投手が7回を投げ切れなかったことである。もし小島投手が7回まで投げ抜いていれば、益田投手を連投させず、8回を横山投手、9回を鈴木投手に任せるプランも考えられた。特に益田投手の年齢を考慮すると、ここでの連投はリスクが高く、より慎重な起用が求められたとも言える。
とはいえ、経験豊富な益田投手を1点差の終盤に送り出した判断も理解できる。CSのような短期決戦では、経験を重視するのは理にかなっている。それ故、小島投手が7回を投げ切っても、9回は益田投手という選択も十分あり得るので、継投が敗因と言い切る事は難しい。こちらも万波選手への失投と同様「強いて」探せばという話である。
3.万波選手のホームランよりも価値が高い山﨑投手の快投
ファイターズの今日の勝利の勝利の要因は、万波選手のホームランであることに疑いはない。しかし、同じくらい重要だったのが、山﨑投手の見事なロングリリーフである。今日も昨日と同様に中継ぎを使えば勝っても、明日の中継ぎ以降が不安になる。さりとて、負けパターンの中継ぎでは失点リスクが増える。ファイターズはこの妙な状況で、山﨑投手を起用。これが結果として大きな意味を持つことになった。
山﨑投手は、この微妙な状況に関して完璧な解となった。結局10回まで一人で投げ切り無失点。今日の勝ちだけでなく明日の優位まで確保した。万波選手のホームランは今日の勝利にとって最も重要だった。しかし、「シリーズ全体の勝敗」という意味においては、山﨑投手の投球は万波選手のホームランよりも価値が高い。
4. 明日の試合展望 – 両軍の戦略が試される
マリーンズにとって最大の課題は、終盤戦で誰をマウンドに送るか。益田投手の連投が続けば、疲労が蓄積しパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある。鈴木投手も三連投であり、疲労の影響が懸念される。終盤の戦いをどう乗り切るかが鍵を握る。一方で、ファイターズは河野竜生投手以外の中継ぎ陣が温存されており、明日の試合では有利な状況で臨める。競った展開になればなるほど、フレッシュな投手陣を投入できるファイターズが優位に立つだろう。
もう一つ注目すべきは、両軍の先発投手起用のスタイルの違いである。マリーンズは目の前の勝利を最優先し、エース格の種市篤暉投手を送り込む。一方、ファイターズはエースの伊藤大海投手を温存し、セカンドステージまで見据えた慎重な運用をしている。この対照的なスタイルが、明日の試合の結果にどう影響を与えるかは見どころである。
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