【2024年ファイターズ】見かけの順位程にはタレント不足ではないが、今年優勝争いをできるかは疑問

おはようございます。tthgです。

今日はまず、今後のブログ運営についてお知らせを。このブログではライオンズの一軍の試合については観戦記を毎試合アップするよう努めてきましたが、昨年の体調不良もあり体力的な限界を感じているところです。最近試行錯誤しているのですが、今後はブログでの観戦記は特別な試合に限定して、通常の試合の感想はxにて簡単に触れる事にします。ついては観戦記の部分にご興味のある方はxにて@tthg1994をフォローして頂けるとありがたいです。ブログ本体についてはコラム的な内容で毎週月曜の朝7時を目安に週1程度更新することにします。

さて、今日は他球団分析シリーズの最後でファイターズについて主な内容は以下の通り。

1.昨年のファイターズ

2.野手最大の課題は二遊間

3.致命的に弱い中継ぎ抑え

4.上沢投手等が抜けた先発の穴をいかに埋めるか。

5.総括

1.昨年のファイターズ

ファイターズについてはあまり試合を観ていないのであくまで数字から受ける印象にはなるが、「順位程タレント不足ではない」というのが第一感である。tthgが野手不足のライオンズファンだからという理由もあると思うが、万波選手、野村選手、清宮選手という日本人の若手が主力として化けそうな気配があるのはチームの根幹部分として大事な要素である。投手も伊藤投手、加藤投手、上原投手あたりが一定の成果を上げており、補強次第ではワンチャンリーグ平均レベルぐらいの投手力は持てる可能性は感じる

2.野手最大の課題は二遊間

野手については清宮選手の出遅れは痛い。当面はサード野村選手、ファーストマルチネス選手、DHレイエス選手という陣容になりそうである。清宮選手不在の間レイエス選手がどれだけやれるかが大きなポイントである。外野万波選手と松本選手が確定で最後の一枠がスティーブンソン選手になりそうである。スティーブンソン選手は3月17日時点でOPSで.9121と結果を残しており一定の期待が持てる状況である。最大の問題は二遊間。レギュラーが固定できず、データ的にも以下のようにチームの弱点になっている。

守備位置得点貢献失点抑制
二塁-16.1-2.2
遊撃-5.9-8.1
日本スポーツ企画出版社,Slugger特別編集,2024プロ野球オール写真選手名鑑,2024,P209を参照し筆者作成

これは、この二つのポジションでリーグ平均と比較して30点以上マイナスであることをしめしている。この二つのポジションでリーグ平均レベルの野手が育つのかという点が大きなポイントである。

3.致命的に弱い中継ぎ抑え

投手については「実は先発は昨年リーグ平均レベルには達していた」という点は留意が必要である。データ的には以下のようになっている。

失点抑制
先発0.0
救援-12.4
日本スポーツ企画出版社,Slugger特別編集,2024プロ野球オール写真選手名鑑,2024,P209を参照し筆者作成

これを見ると投手力が致命的に弱いというよりも「中継ぎ・抑えが致命的に弱い」という理解が正しい。その意味で言うと昨年プチブレイクした金村投手を後ろに回すという選択も一定程度合理性があると言える。それでも、堀投手、杉浦投手、ロドリゲス投手といった過去に一定の結果を残して昨年不調だった投手がもう一度主力級になれないと中継ぎ以降の穴を埋めるのは難しい。

4.上沢投手等が抜けた先発の穴をいかに埋めるか。

一方で先発についても、上沢投手、ポンセ投手の抜けた分をどう解消していくのかという点は未知数である。三人の昨年の成績は以下の通り。

名前投球回勝利敗戦防御率tRA
上沢 直之170.0992.962
ポンセ51.2453.663.51
金村 尚真25.0211.801.44
日本スポーツ企画出版社,Slugger特別編集,2024プロ野球オール写真選手名鑑,2024,P176・216・225を参照し筆者作成

これを埋める補強としては山﨑福也投手とバーヘイゲン投手。まず山﨑投手の昨年の成績が以下の通り

名前投球回勝利敗戦防御率tRA
山﨑 福也130.11152.273.47
日本スポーツ企画出版社,Slugger特別編集,2024プロ野球オール写真選手名鑑,2024,P210を参照し筆者作成

続いてバーヘイゲン投手が20年と21年に日本で残した先発での実績が以下の通り

年度投球回勝利敗戦防御率tRA
20年111.2863.222.98
21年96.0583.843.18
日本スポーツ企画出版社,Slugger特別編集,2024プロ野球オール写真選手名鑑,2024,P217を参照し筆者作成

上質なイニングイーターだった上沢投手の穴を山﨑投手で8割方埋めて、ポンセ投手と金村投手の分をバーヘイゲン投手で埋めておつりが来るというのが理想的なシナリオである。山﨑投手については新しい環境で順応できるのかという点が不安材料である。バーヘイゲン投手は年齢的な衰えがいかほどかという点が心配である。OP戦の結果でのバーヘイゲン投手は結果を残せていないので金村投手を先発にして昨年メジャーで中継ぎをやっていたバーヘイゲン投手中継ぎのほうがベターだったようにも思える。

5.総括

面白い人材がいるのは確かだし、外国人の当たり方次第では昨年よりは戦力をプラスにはできる可能性はある。ただ、優勝争いとなると二遊間で誰かブレイクする事と中継ぎの実績組が復調しないと難しい。金村投手が一気にエースになり、伊藤投手、加藤投手と盤石な三本柱を形成するとかになれば来季は面白い存在になるかもしれない。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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  1. スポーツナビ,プロ野球,北海道日本ハムファイターズ,スティーブンソンより引用,2024年3月17日最終アクセス ↩︎
  2. 2024プロ野球オール写真選手名鑑にはNPB外に移籍したため記載なし ↩︎

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