【プロ野球オンラインカジノ問題】「公訴時効」で線引きするNPBの姿勢から透けて見える闇を文春に暴いて欲しい
おはようございます。tthgです。 今日は色々と無茶苦茶なオンラインカジノ問題について。主な内容は以下のとおり。
1.オンラインカジノ問題におけるNPBの対応は無茶苦茶
2.「公訴時効」で線引きするNPBの姿勢から透けて見える闇
3.自浄作用がないなら文春砲に期待する
4.ライオンズに求められること
1.オンラインカジノ問題におけるNPBの対応は無茶苦茶
オンラインカジノ問題はもう無茶苦茶である。バファローズの山岡投手がオンラインカジノの利用が発覚して球団から処分を受けた。これは至極当たり前の話である。なにせ日本では刑法に触れる行為なわけだから球団としても処罰するしかない。しかしその後のNPBの調査では、オンラインカジノの利用が発覚したにも関わらず選手名は公表されずNPBとしての処罰もなく「各球団において、申告内容を精査・確認した上で、適切に対応1」するとのことである。また、報道によればNPB・中村勝彦事務局長が「自主的に申し出たこともあり、短い選手生命なので、選手に寄り添ってあげたい2」、と発言したり山岡投手については「非常にかわいそうだと思うし、球団もそこは反省して、ケアしてくれると思う3」と頓珍漢なコメントまで出している。
これではまるで、バファローズが厳しすぎる処分をしたかのような印象を受けるが、事実としては刑法を犯しましたと選手が認めているのであり、それを処分しないどころか非公表とはあまりにも犯罪に対して無頓着すぎる。
2.「公訴時効」で線引きするNPBの姿勢から透けて見える闇
tthg的に注目しているのはNPBから出された文章のうち「公訴時効が過ぎた自主申告は、公表の対象としていません4」という部分である。つまり報道されている「7球団14人ないし8球団15人」という数字以外にも該当者がいたことを示している。まず、過去の話と現在を分けることがナンセンスである。この手の調査で「昔はやってましたけど足を洗いました」と申告してくる輩の供述など信用できない。ギャンブルは依存症になるものも多く簡単には抜け出せないわけで「昔の話」といわれても信頼できないと考えるのが定石だ。「過去の話」と言っている者は万が一ばれた時に「過去の話でそれは調査でも素直に自白しています」と言い訳するために「あくまで過去のこと」と言っている可能性を考えるべきである。しかし、それでも無理やり「公訴時効」で線引きしているのは調査してみてあまりに実態が酷くそのまま外に出したり、処分するとなると興行に支障が出るレベルだったので外に出せなかったという話なのではないだろうか。
3.自浄作用がないなら文春砲に期待する
残念ながら本件でNPBの自浄作用は期待できない。そして、このままではまっとうな処分を下したバファローズとバファローズファンがあまりにもかわいそうである。そんな野球界で良いのだろうか。かくなる上は、文春砲に期待するしかない。文春には色々問題もあるし、文春が事実上の私刑を下す権限を持つことは問題だと思うが、これだけあからさまに「犯罪を隠します」と言っているNPBに関しては何を暴いても良い。NPBの内部にも疑問を感じている職員はいるだろうし、そこを切り崩して調査結果を公表してもらいたい。この点に関しては文春がそれをしても全面的に支持したい。
4.ライオンズに求められること
最後にライオンズについて。仮にライオンズに該当者がいるなら、ライオンズは今すぐに公表して処罰を行う義務がある。なにせライオンズは「不起訴の山川選手に無期限出場停止処分を課し」「刑法には全く抵触していない源田選手の不倫で記者会見を行った」のだから。都合の良い時だけ隠ぺいするのはあまりに筋が悪い。
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- NPB公式サイト,2025年2月27日,プロ野球各球団からの報告についてより引用） ↩︎
- サンスポ,2025年2月28日 16時19分配信,オンラインカジノ利用者、8球団15人に NPB事務局長「短い選手生命なので、選手に寄り添ってあげたい」より引用 ↩︎
- サンスポ,2025年2月28日 16時19分配信,オンラインカジノ利用者、8球団15人に NPB事務局長「短い選手生命なので、選手に寄り添ってあげたい」より引用 ↩︎
- NPB公式サイト,2025年2月27日,プロ野球各球団からの報告についてより引用 ↩︎
