ホークスファンの方から頂いた暖かいメッセージに感じたCS制度の欠陥と改革案
今晩は。実施されなかったCSファイナル最終戦のことを思うと悲しくなるtthgです。
昨日の記事にたいして、ホークスファンのみゃびのさんからTwitterのリプライで「ホークスファンとしてはいまのつらさ、痛いほどよくわかります。 」というメッセージを頂いた。正直このリプライは凄く考えさせられた。ホークスは現行のCS・プレーオフ制度においていわゆる「下剋上」を3回も経験したチームだ。その最初は04年のライオンズが下剋上で日本一になった年でもある。プレーオフ制度が始まってから、ホークスファンは今ライオンズファンが感じた痛みを3回も経験している。そのことを思うと居たたまれない気持ちになった。正直なところ、04の時は「ホークスって短期決戦の戦い方知らないよな」ぐらいに思っていたが、今となっては不明を恥じるばかりだ。
tthgは「本当に強いチームは短期決戦でも負けないという考えなので、短期決戦で負けるのも実力不足と諦める気持ちもある。さらに言うと、今年のホークスに関しては、9/29の下記の記事にも書いた通り、日本一の挑戦権を得る資格のあるチームだということも事実だ。
王者の意地が獅子の連勝を止める。鷹と獅子の物語はCSという延長戦に突入。また秋の所沢で痺れる戦いが観たい。(2018年9月29日対ホークス観戦記)
しかし、それでも、やはり優勝しながら日本一の挑戦権すらもらえない現実の痛みは計り知れない。さらに言うと、制度的には去年のセリーグのように14.5も離されたDeNaが日本一の挑戦権を獲得するとう事態もある。今年も仮にライオンズが負けた相手がファイターズだったらと思うとそれでけでやり切れない。そこで、もう少し制度的にシーズンの成績に重きを置く制度にできないものだろうかと昨日から色々考えていた。去年、下記の記事でエクスパッションして4リーグの1位同士のトーナメントという案を書いたが、それは今すぐには難しい。
ならば、3ゲームを1勝換算で上位チームにアドバンテージを与える制度にしてみてはどうか。今年で言えば、ライオンズから13.5ゲーム離されたファイターズは13.5÷3>4となるのでポストシーズン進出権はなし。6.5ゲーム離されたホークスはライオンズに2勝分のアドバンテージを与えられた状態でCSファイナルを戦う。
この制度であれば、よりシーズンの重みが増す。現状何ゲーム離そうが、1位には1勝分にしかならないが、2位と差を離すことができたチームにはより多くのチャンスが産まれ、逆に僅差で終わったチームには逆転のチャンスが増える。今年のセリーグのように優勝が早々決まる展開だと2-4位の戦いばかりが注目されて優勝チームの注目度が下がるという矛盾が生じるが、この制度であれば、首位のチームにも「何ゲーム離すか」という点で注目が集まる。また、現状順位が確定した段階で「消化試合」が生じるが、「ゲーム差」にインセンティブを持たせれば、限りなく消化試合は減る。今年で言えばライオンズが優勝決定後札幌ドームでファイターズと試合が組まれたが、このゲームもファイターズがCS進出のための大事な試合であり、興行として価値の高い試合になる。(ライオンズとしては下位との差を広げるために大事な試合でもある。)また、優勝決定チームの「試合勘」の問題も、最終戦まで緊張感を持った戦いになることで改善が見込める。
この制度であれば、CS制度の興行としての利点を担保しつつよりリーグ戦の成績に重きを置くことができる。またライオンズのような短期決戦慣れしていないチームも下位にゲーム差を付ければ、日本シリーズ進出の可能性を高めることができる上、僅差リーグ戦が終わりCSで逆転された場合も「実力が足りなかった」と納得する要素も増える。CSの欠陥を完全に除くことはできないが、今よりましな制度にはなると思う。NPBさん是非ご検討を。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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“ホークスファンの方から頂いた暖かいメッセージに感じたCS制度の欠陥と改革案” に対して5件のコメントがあります。
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ソフトバンクファンにそんなことを言われる筋合いはない。
勝った負けたは勝負の常だからそんなことを恨んだりしない。
同じリーグに主力選手を引き抜かれる辛さを知ってから言え。
お前らが最も西武からの引き抜きに熱心な球団だ。
私もソフトバンクという球団には決っして良い感情はありませんが、球団とファンは別物です。FAの選手を獲得しているのは球団であり、球団はの批判をファンに対してぶつけるのは違うと思います。
ソフトバンクファンと馴れ合う理由のほうが無いですわ。
西武から吸血し自分だけ肥え太るのを繰り返してるその吸血鬼ソフトバンクの支持者こそがそのソフトバンクファンですよ。
同情の声とか嫌味でしかないですね。
アドバンテージを増やす=試合数を減らす=収益が減るなので、現実的ではないと思いますね。
個人的には日本シリーズ勝者を日本一と呼称するのをやめ、リーグとポストシーズンを切り離すのがいいと思います。
具体的には今のCSと日本シリーズを一体化させてエキシビジョントーナメントとして位置づけ
リーグ優勝とトーナメント優勝を同価値の扱いとして並立させ
両方優勝を完全優勝と呼べばよいかと。
これならばトーナメント最初の試合からセパで分ける必要もないですから
第1ステージ リーグ2位対別リーグ3位(2位本拠地、2位チームリーグルール)
第2ステージ リーグ1位対第1ステージ勝者
第3ステージ 第2ステージ勝者
みたいにして、2位チームにも第1ステージの相手がより慣れていない球場+慣れていないルールというアドバンテージを与えられると思います。
シーズンとトーナメントを切り離すという案は考え方は面白いと思います。
一方、切り離せば切り離す程興業としての魅力が落ちるという点が気になります。サッカーの世界ではリーグ戦の他にリーグ順位とは無関係なトーナメント式のカップ戦が並存していますが基本的にリーグ>トーナメントという位置づけです。
一方、ご指摘のようなリーグ順位により参加権が得られるトーナメントをリーグ戦と無関係とファンが認識できるのか疑問もあります。現行の制度でも今年は、ライオンズはリーグ優勝したことになりますが、リーグの覇者という感覚は持ちづらいです。プレーオフ時代は下克上するとリーグ優勝すらひっくりかえる制度でしたがその時代と今でファンの感覚が根本的に変わったとは思いにくいです。
そう考えるとリーグ順位と関連させたトーナメントがリーグとは別物と位置付けてもファンの感情まで変えるのは簡単ではないように思います。
ご指摘の構想は上記のような二つの問題の折衷案であると感じますが、舵取りの難しいです。ただうまく使えば今より良い状況になるかもしれません。