王者の意地が獅子の連勝を止める。鷹と獅子の物語はCSという延長戦に突入。また秋の所沢で痺れる戦いが観たい。(2018年9月29日対ホークス観戦記)
今晩は。改めて王者の力を重く受け止めたtthgです。
本拠地胴上げがならず残念である。ただ、今日に関してはホークスに脱帽するしかない。ミランダ投手は強敵だったし、ライオンズの粘りの攻撃にも耐えて100超えた後も力が落ちなかった。打線も不調だった松田選手がきっちりと仕事をしてきた。CSに向けて調子を落としたままでいて欲しい松田選手の2発は痛いホームランだった。優勝に向けて勢いにのって相手の本拠地に乗り込んで連続してギリギリの勝負に敗れてマジック1。相手の胴上げを見たくないという意地はあろうが、モチベーション維持が難しい試合だったはずだ。しかし、それをきっちりやってのけた。流石は王者である。
しかし、ライオンズとて無抵抗だったわけではない。ミランダ投手相手に粘りの攻撃で幾度となくチャンスを作ったし、8回9回だって満員のライオンズファンのボルテージは上がりっぱなしだった。先日痛い失点のあった平井投手が意地を見せた。増田投手も松田選手以外の投球は完璧だった。今井投手の粘りのQSスタートも見事だった。本拠地優勝最初で最後のチャンスという舞台でも十分戦った。これはCSに向けて明るい材料だ。
おそらく、この戦いの続きはCSファイナルステージで実現するだろう。8月頭からのホークスの驚異の追い上げ、ヤフオクでの3連敗、メットライフでの3連勝、ホークスが捲土重来を狙った昨日からの3連戦。すべて物語はつながっている。CSがないころはこれでシーズンは実質終了だったが、今は違う。ゲーム差こそ離れたが、今年のホークスは今の成績でも十分優勝に値する。そう考えた時ゲーム差分のハンデとして1勝をライオンズに与えられた上でのCSファイナルステージはその雌雄を決する舞台として相応しい。
もちろん、ファイターズだってチャンスは残っているし、ライオンズもあと1つ勝って確実に優勝を決めなくてはいけない。しかし、今年のシーズンの物語を考えた時、ライオンズ、ホークス共に今日の戦いの延長戦としてのCSファイナルステージを実現する義務がある。tthgはまたこの痺れる戦いを観たい。もちろんライオンズの優勝と日本シリーズ進出は譲れないが、この戦いの続きを心から欲している。その意味で言えば今日の敗戦は物語を延長戦に持ち込むために必要だったのかもしれない。
後一つ勝つことに全力を尽くすことは大事だが、それ以上にCSファイナルステージに向けて明日以降も鍛錬が必要だ。
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