ドラフトで「補強」しようなどと考えているようでは長期的なチーム力の向上など望めない。

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おはようございます。朝型人間にシフトしようと頑張って早起きしたtthgです。

tthgは基本夜型なのだが、夜遅くにブログを書いているとどうしても夜食に手を出し体重が増加してしまう。オフシーズンを利用してなるだけ早起きしてブログを更新するスタイルに変えていきたいと思っている。

さて、今日はドラフトの日である。新聞紙上も「どこの球団が誰を1位指名するか」という記事で紙面をにぎわせている。tthgもその記事に興味がないわけではないので目を通すがあまり真剣に読むことはない。なぜかというとドラフトに「戦力」が転がっているとは考えないからだ。もちろん、現実には一昨年の源田選手のような選手がいることは事実だし、ローテに入るレベルの投手がいることもある。だから、いわゆる即戦力なる選手を探すことは重要だし、スカウト精度の向上に努める必要はある。しかし、新人でいきなりレギュラーのレベルの選手はほんとにごくわずかだ。

少なくとも来季いきなりレギュラーになるような選手を毎年ドラフトで取って来て「補強」しようと考えているようではチーム力は安定しない。ドラフトはあくまで「素材」を取ってきて数年後に戦力になることをベースに考えつつプラスアルファで「即戦力」がいればなおよしぐらいで運用すべきである。



こうした考え方を徹底しているのが今のホークスである。ホークスは下手をすると「即戦力」には全く興味がないかのごとく指名してきて、育成ドラフトが本命という感すらある。tthgはこれが安定したチーム力の源泉になっていると考えている。ホークスのドラフト戦術の肝は「育成ドラフトにおける大量指名」である。育成の源泉となる「素材」には当たり外れが大きい。育成ドラフトまで指名されない選手は何かしら欠点があるか、能力の高さが結果に表れていないことが多い。だから育成ドラフトで取っても全員が戦力になるわけではない。そこをホークスは「大量指名」と「三軍制」で補っている。言わば「下手な鉄砲数うちゃ当たる」作戦なのだ。

悔しいがこれが素晴らしく効果的な戦略である。とにかく、他球団が目もくれないような選手は抽選などありえないから安定的に獲得できる。よもや取りたい選手を他球団に持っていかれても、そもそも「大量指名」だから他に候補はいくらでもいる。来季の戦力は2軍に待機しているので競合抽選になるような選手の獲得に一喜一憂する必要もない。ライオンズも育成力が低い球団ではないが、ホークスのような完全な育成路線というわけでもない。必ずしもホークスの真似をする必要もないが長期的にはホークスに対抗できる素材型のドラフト戦術を考えていけないとホークスから覇権奪還は難しいだろう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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