劇的サヨナラで3連勝。エース菊池投手の回復に一筋の光。(2018年7月25日対バファローズ観戦記)
おはようございます。菊池投手の回復を願うtthgです。
二夜連続のサヨナラで3連勝。一時ゲーム差なしまで迫ってきたファイターズと3ゲーム差。4位のマリーンズと7.5差。この時期時期の7.5差は相当重い、3差でも結構厳しい。普通のチームであればCSは相当固い(3位ホークスもマリーンズと同率なのでCSホーム開催も相当固い)優勝争いも3差あったら有利である。しかし、今年のライオンズは「普通」ではない。すでに聞き飽きたかもしれないが、中継ぎ以降はいつ炎上するか分からず昨日のような僅差のゲームで安心して観ることはできない。さらに先発も頭数が怪しくなっており、8月の連戦で大型連敗も想定しなくてはいけないのでまだまだ安心はできない。
そして、不安を増強させる要素はエース菊池投手の状態。本ブログで何回も指摘してきたが、今の菊池投手は肩不安から投げてみないと分からない状態である。昨日はなぜか中5の強行軍で先発。立ち上がり制球が悪く空振りも取れず二回は二死満塁のピンチを招く。ここは0でしのいだものの球数は嵩んでおり中盤以降球威が衰えたところをフルボッコかと思って見ていたが、昨日は以外にもそうはならなかった。球速の低下は中盤以降緩やかに確認された。しかし、9回120近くまで投げても140後半を維持した。バファローズ打線も徐々に空振りが増え塁にでることすらできなくなった。結果からするといわゆる「キレのある球」だったのかな?と感じる。
だが、これで菊池投手が完調なのかというとそれは違う。まずストレートのコントロールが全くない。逆球と真ん中のオンパレードで構えたところに来ない。それゆえ投球の中心は変化球であり、ストレートはわき役だ。そんな状態では安心して観ることはできない。真ん中付近のストレートに的を絞るとか、ストレートはストライクはこないと割り切って甘く来る変化球を待つとか素人目にもできる対策がある。次回以降の結果を保証する投球内容ではなかった。
一方、tthgは下記のとおり、菊池投手の不調の原因は肩不安であり、故障が癒えないことには復調は難しいと主張してきた。
しかし、昨日の投球も観ていると上記の見解は撤回しなければならないかも?と思うようになった。昨日は球速低下現象は起こったが、致命的なものではなく9回も一定の球速を保った。肩不安を完全に払しょくしたわけではないが、ここ最近の投球とは違ったのも事実である。しかも中5でそれを実現したのだから肩の状況は致命的でないかもしれないという推測が成り立つ。昨日は二段モーションをやめ、二段禁止だった昨年の今頃のフォームで投げていた。中継によると前回登板後首脳陣を交えてビデオでフォームをチェックして改善したとのことである。少なくとも本人及び首脳陣は肩不安の再発という認識はなくメカニック的な修正を試みており、結果それで一定の成果もでている。
となると、春先の球速低下は肩不安だったが、最近の球速低下は肩不安ではなく、肩不安の後遺症としてのフォームの乱れという考え方もできる。制球のばらつきもフォームの乱れで説明できる。中5を選択できたことも、身体的不安がないことの裏付けとも言える。仮に、フォームの修正で球威とコントロールが回復して昨年の状態に戻れるなら優勝への道は大きく広がる。そういう意味では希望が持てる。
いずれにせよ、本当にエース菊池投手が戻ってこれるかは次回登板以降を観ないとなんとも言えない。次回登板がチームとしても菊池投手としても大きな分岐点である。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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