ピンチバンターはバントだけするのは損。バスターも一つの選択肢にいれるべき。

この記事はプロモーションが含まれています。

おはようございます。バントの価値を追求するtthgです。

8/25のバファローズ戦の10回裏の攻撃で岡田選手がメヒア選手の代打で出てきてバントを決めるシーンがあった。成功したもののスリーバントであり2回失敗している。正直ピンチバンターで出てきて2回失敗は頂けない。バント目的で代打に出る以上基本的には100%成功させなくてはいけない。バント失敗でアウトを献上するぐらいなら打ってヒットの可能性を追求すべきである。

しかし、ピンチバンターでバントを決めるの決して易しいことではない。相手も絶対バントと考えるから普段以上にダッシュしてくるし、投手もバントしにくい球を投げてくる。セイバーメトリクスの登場でバントの試行回数自体が減っているため、選手がバント技術を習得する機会も少ない。かつての平野選手や川相選手のようにどんな場面でも確実にバントを決められる選手自体が少ない。岡田選手は比較的バントする場面も多く、今のチームではうまい方だ。しかし、ピンチバンターで絶対成功を期待するほどではない。

この状況を打開する作戦としてバスターの活用が考えられる。ピンチバンターのように確実にバントと思われる場面では、相手が極端にバントシフトを敷いてくる。昨日だってスリーバントの場面すらサードは前、ショートはセカンドカバーで三遊間はがら空きだった。三遊間にゴロを転がせれば確実にヒットになる。バスターの成功率自体はバントのそれより低いが、成功した場合はバントより確実に点が入る。ランナーの走力と打者のバットコントロールに自信があるならバスターエンドランを選択すればさらに効果的だ。

ゴロを転がす技術は練習しないといけないが、バスター成功の見返りが非常の大きいことを考えればそれをする価値は高い。そして、絶対バントと思われる場面でバスターを成功させれば相手はシフトを取りにくくなるから、バント自体の成功率もあがる。チームとしてバスター併用を印象付けておけばゴロ打ちの技術がない打者でも一球目にバスターの構えだけしておけば、相手のダッシュが鈍ってバント成功確率が上がることもあるだろう。絶対バントしかないと思われている中バントするよりバスターと併用することで相手に迷ってもらうほうが絶対得である。

バスターの技術向上は他の場面でも有効だ。序盤でランナー三塁で相手が前進してこない場面で、ゴロを打てば確実に点が入る。(バスターで確実にゴロを転がせるなら普通に打ってゴロは確率が高い。)外野まで飛ばさないといけない犠飛期待より確実である。一死でバントできない場面でもエンドランという選択肢も増える。試合の序盤でもバントの構えをすることで相手を揺さぶり、ピンチバンター時ほどではないにせよバントシフトを敷いてくるならそれを利用してバスターという作戦もある。ライオンズの皆様試しにバスターでゴロを打つ練習をしてはどうでしょうか。きっと勝率が多少上がると思うのだが。

とここまで書いて、去年も同じような記事を書いたことを思い出した。趣旨は似たようなものだが、岡田選手の必死のバントを観ながらバスターの活用は絶対必要だと確信したということでお許しいただきたい。

バスターエンドランはもっと使えるのでは。~セイバーメトリクス的戦術考察⑤~

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

ライオンズに関する他の人気ブログはこちら。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
にほんブログ村
プロ野球に関する他の人気ブログはこちら
にほんブログ村 野球ブログ プロ野球へ
にほんブログ村
 

Xでフォロー