今晩は。tthgです。今日は時間が取れて日本シリーズの第3戦を観戦できたのでその感想を。主な内容は以下のとおり。
1.第2戦で打った布石を回収したベイスターズ
2.ベイスターズに流れをもたらしたエース東投手
3.今日も露呈したホークス中継ぎ陣の脆さ
4.明日以降について
1.第2戦で打った布石を回収したベイスターズ
下記の記事でも触れたが、ベイスターズは第2戦の勝率を下げてまで、山川選手に中川投手をぶつけて山川選手の打撃の調子を崩しにかかった。その結果、見事に中川投手は山川選手を打ち取った。
その効果は如実に表れた。山川選手は最初の2打席でいずれもチャンスで凡退した。それだけでなく、ホークスは今ポストシーズンで毎試合のように続けてきた「序盤で複数得点を取って押し切る」という勝ちパターンも失った。今ポストシーズンで当たりに当たっていた山川選手が止まったのは、今シリーズの大きな分岐点かもしれない。山川選手は不調になると長い選手なので、これをキッカケに調子を崩せば今シリーズ中に戻ってくることは考えにくい。次戦以降の結果次第では第2戦のベイスターズの中川投手続投は長く語り継がれるべきものになるかもしれない。
2.ベイスターズに流れをもたらしたエース東投手
山川選手を沈黙させた点は策がハマっていたが、ベイスターズも色々ミスはあった。初回の守備で山川選手の併殺コースの打球を森選手がもたついて併殺崩れになって失点したり。攻撃では3回の無死一、二塁から梶原選手はバント失敗で送れず、3回無死一、二塁から佐野選手が進塁打すら打てなかった。3-4回の攻撃で無得点は寂しすぎる結果だった。ここまでミスや拙攻が続くと泥沼にハマるものだが、東投手が要所を締めて流れを渡さなかった。10安打を打たれても致命傷にはならず、抑えるべきところは抑えていた。こういう試合では数字より結果であり、リードして中継ぎにバトンを渡すことが至上命題である。それをきっちりこなしたエース東投手の投球は見事だった。気の早い話だが、ベイスターズとしては東投手をもう一度マウンドに送る展開に持ち込みたい。
3.今日も露呈したホークス中継ぎ陣の脆さ
今ポストシーズンで一貫して見られる傾向だが、ホークスの中継ぎ以降は厳しい。今日は本来先発の大津投手を中継ぎで使ったが、それも上手くいかなかった。それだけでなく、シーズン終盤に勝ちパターンを務めていた杉山投手まで失点してしまった。杉山投手は1-2戦で登板がなく、不思議だったが不調という事なのかもしれない。第2戦の7回は序列的には杉山投手が投げるべきところだし、第1戦も7回付近のブルペンに映っていたのは尾形投手だった。これで明日以降も杉山投手が機能しないならいよいよ中継ぎ以降は不安になる。
4.明日以降について
色々ホークスにもほころびはあるが、それでも有利なのは間違いない。明日勝って王手をかけさえすれば、実質終了と言っても過言ではない。ベイスターズとしてはどうしても連勝が必要である。明日のケイ投手に東投手のような投球を期待してはダメなので、今度こそ早めにリードを奪う必要がある。
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