今晩は。tthgです。 今日はホークスが、ファイターズを3連勝で下し、日本シリーズ進出を決めた2024年のパリーグCSファイナルステージを振り返りたい。主な内容は以下の通り。
1. 伊藤投手の乱調がシリーズの行方を決定づけた
2. 要所で打てなかったファイターズ打線
3. 炎獅子時代の山川穂高が帰って来た
4. ホークスの実力を見誤った
1. 伊藤投手の乱調がシリーズの行方を決定づけた
ファイターズはホークスに1勝のアドバンテージのあるこのシリーズを勝ち抜くために初戦はどうしても勝ちたった。そのためにエース伊藤投手を1stシリーズで温存していた。しかし、その伊藤投手が崩れてしまった。よく言われるように1位のチームの野手の試合勘というのは大きな課題である。セのほうではジャイアンツがこの問題に直面しているが、ファイターズとしては、そこを突きたかった。初戦で伊藤投手に完璧に抑えられれば、ホークス野手陣も焦りがでて、試合勘の問題も更に大きくなる。だが、伊藤投手が全く期待を裏切ってしまった。正直これで大きくシリーズの流れが決まってしまった。初戦の負けはアドバンテージを含め2勝分を差をもたらす。それは4戦先勝のシリーズにおいてはほぼ致命傷である。
2. 要所で打てなかったファイターズ打線
伊藤投手の乱調があったとはいえ、ファイターズに全く勝機がなかったわけではない。特に初戦の3回表、同点に追いついた際にさらに一死一、三塁のチャンスを迎えたが、松本剛選手が痛烈なセカンドゴロを放つも、ホークスの川瀬選手の好守備によって併殺に終わってしまった。この場面で逆転していれば、シリーズの流れが大きく変わった可能性は十分にあった。
二戦目でも、ホークスのモイネロ投手は決して本調子ではなく、崩れる兆候も見え隠れしていたが、ファイターズ打線は追加点を奪うことができなかった。万波中正選手と清宮幸太郎選手が連続でツーベースを放ち1点取るも、その後のチャンスを活かせず、1点止まり。また、二回にも一死一、三塁の好機があったものの、松本選手の犠牲フライでの1点にとどまり、試合の主導権を握ることができなかった。この試合でモイネロ投手を崩して勝っていれば、もう少しマシな戦いができただろう。
さらに、3戦目でもホークスの先発スチュワート投手が3回に崩れかけた場面を捉えきれず、チャンスを活かせなかった。これらのように、ファイターズは得点圏での決定打が不足しており、あと一歩のところで試合やシリーズ全体の流れを掴み損ねた印象が強い。
3. 炎獅子時代の山川穂高が帰って来た
ライオンズファンとしてはあまり触れたくないのだが、今シリーズの山川選手は凄かった。個人的に山川選手が一番凄かったのは2017年夏以降の炎獅子ユニで打ちまくっていた時代だと思っている。この年山川選手は、293打席で23本塁打、OPS1.081という圧倒的な成績を残し、得点圏打率も.353あった。この時山川選手は得点圏で絶対に相手にしたくない打者だった。
今回のCSでは、山川選手は当時のような勝負強さを発揮した。初戦では3回に勝ち越しタイムリーを放ち、2戦目では初回に同点タイムリーを記録。3戦目でも先制タイムリーを放つなど、ホームランだけでなく要所でのタイムリーを量産し、ホークス打線の核として貢献したのである。こうした4番打者がシリーズを通して安定した活躍を見せると、チームの勢いが増し、対戦相手に大きなプレッシャーを与えることができる。山川選手が「真の4番」として輝いたは、ホークスの大きな勝因だった。
4. ホークスの実力を見誤った
今回のシリーズを総括すると、tthgはホークスの実力を見誤っていたことを痛感させられる結果となった。tthgの予想では、伊藤投手がホークス打線を封じ、中盤以降にホークスの中継ぎ以降が崩れてファイターズがリードを奪い、そのまま勝ち切る展開を想像していた。しかし、伊藤投手の乱調、そしてファイターズ打線の決定力不足により、ホークスが試合の流れを完全に掌握する形となった。
ホークスは、シーズン中に若干の不安が見えた投手陣も含め、短期決戦においては打線の活躍でその不安を払拭する強さを発揮した。特に打線が要所でしっかりと得点を重ね、試合の流れを手放さなかったことが、シリーズ勝利の大きな要因であった。結果として、ファイターズはホークスの勢いに押され、3連敗でシリーズを終えることになった。短期決戦における「4番」の重要性を痛感させられた今回のシリーズだった。本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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