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ポスティング移籍希望者には「極限のパフォーマンス」を求めたい。

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おはようございます。tthgです。 ポスティング移籍について思う所を書きました。主な内容は以下のとおり。

1.金子選手の引退試合で感じた佐々木朗希投手への不満
2.髙橋光成投手や平良投手は、佐々木投手と同列に比較すること自体が無意味
3.ポスティングでのMLB挑戦の最低条件
4.ポスティングには「この才能を日本に留めておくのは勿体ない」と思わせるパフォーマンスが必要
5.まとめ

1.金子選手の引退試合で感じた佐々木朗希投手への不満

先日、ライオンズの金子侑司選手の引退試合において、マリーンズのエース、佐々木朗希投手が登板したことには喜びを感じた。NPBが「引退試合だから」という理由で試合の結果が左右されるような甘いリーグではあってほしくない、という思いがあるからだ。佐々木投手がこの試合で高い壁になってくれれば、それも悪くない。そんな思いで試合を見ていた。

しかしながら、佐々木朗希投手のこの日の投球内容には不満が残った。確かにストレートの球速は出ていたものの、空振りを奪うことができず、三振も少ない投球であった。試合の結果から見ても、相手の今井達也投手が「投げ勝った」というよりは、佐々木投手が自滅したかのような印象を受けた。

佐々木投手は「MLBで活躍したい」という意志を示しているが、現在のような不安定な内容では、MLBで活躍できるのか疑問符がつく。「MLBで活躍する姿を見たい」とファンに思わせるためには、もっと結果を出し、その才能を存分に発揮してほしいと感じた次第である。

2.髙橋光成投手や平良投手は、佐々木投手と同列に比較すること自体が無意味

私自身ライオンズファンであることから、こんなことを言うとマリーンズファンから「お前のところの髙橋や平良はどうなんだ?」という声が聞こえてきそうだが、あえて言っておくと、この二人に関しては現時点でMLB挑戦は「論外」である。佐々木投手は、すでに髙橋投手や平良投手を遥かに凌駕するポテンシャルを示してはいる。一方で、髙橋投手や平良投手にはそれがない上に、今年結果を残せなかった。これでは「顔を洗って出直してこい」と言わざるを得ない。このように、佐々木投手と彼らを同列に比較すること自体が無意味である。

3.ポスティングでのMLB挑戦の最低条件

NPB所属の選手が本気でMLB挑戦を考えているのであれば、まずはNPBで極限のパフォーマンスを見せ、ポスティング料を最大限に引き上げて球団に貢献することが最低条件である。NPBの球団も慈善団体ではなくビジネスを行っている。主力選手を二束三文で海外に送り出すような甘い経営をしているわけではない。

佐々木投手については、入団前からMLB挑戦について密約があった節がある(詳しくは下記の記事をご覧頂きたい)し、25歳ルールによるポスティング料の制限もあるので、ややこしいが、一般論としてMLB移籍を目指すのであれば、球団の事情を考慮し、「ポスティングしてくれ」と軽々しく要求するのは筋違いだ。まずは、球団が「高額なポスティング料を得られる」と判断できる状況を作ってから交渉のテーブルに着くのが筋である。

4.ポスティングには「この才能を日本に留めておくのは勿体ない」と思わせるパフォーマンスが必要

私はあくまでライオンズファンであり、選手個人を応援するというよりもチーム全体の強化を優先して考えている。そのため、チームの中心選手が海外へ流出することには複雑な思いを抱く。高額なポスティング料を得られたとしても、それが即座にチーム強化につながるとは限らないからだ。

それでも、選手が「日本に留まるべき器ではない」と確信できるような才能を示してくれたなら、MLB挑戦を応援する気持ちが芽生える。ライオンズの歴史を振り返ると、松井稼頭央氏や松坂大輔氏がその典型例である。松井氏は、現役時代にはイチロー氏と肩を並べるほどのヒットメーカーであり、さらに30本塁打を記録できる長打力も兼ね備えた選手であった。日米野球でも結果を残し、メジャーで活躍できる選手として期待された。(結果としてMLBでは日本でのような長打力は発揮できなかったが、それでもその才能は間違いなく一級品だった。)

松坂氏についても、日本最高峰の投手として当時のMLBから高い評価を受けていた。このレベルの選手であれば、もはや日本に留めておくことは野球界全体にとっての損失となるため、MLB移籍もやむを得ないと考えることができる。(なお、松井氏に関しては結果的に海外FAでの移籍であったため、ポスティング料は発生しなかったが、個人的には一年前倒ししてポスティング料を貰うという選択にも納得できる状況だった。

5.まとめ

近年では、少しでも日本で頭角を現すとすぐに「ポスティングで、、、、」と騒がれる傾向があるが、NPBに所属している以上、軽々しくポスティングを要求するべきではない。まずは圧倒的な成績を残し、周囲から「MLBに挑戦すべきだ」と勧められる状況になってから、「ポスティングを利用したい」と希望するのが理にかなっている。そうなれば球団も前向きに検討するだろうし、ファンも納得するはずである。これこそが、最もスマートなMLB移籍の形だと考える。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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