おはようございます。ここまで芸術的に負けると一周回って清々しい気分になりつつあるtthgです。
今日はライオンズが生き返るためには「スポンサーの外圧」が必要ということをについて主な内容は以下の通り。
4.「スポンサーによる外圧」がなければライオンズは変わらない。
1.現状のライオンズについて。
現状のライオンズは最下位街道をまっしぐら。全く良いところがない。しかし、それはシーズン前から想定できる結果だった。そもそも、「野手の育成が全く機能していない」という状況は5年前から存在した。それが今年いきなり改善するというのは楽観的過ぎる話である。一方で、マキノン選手と山川選手がそろってチームを去った。去年主砲だった中村選手も40を超えていつ引退してもおかしくない。そうならば、補強しなくてはいけないわけだが、目立った補強は外国人のみで支配下は2人。外国人選手が2人揃って当たる確率は決して高くない。その上、2人のうちどちらか1人外れただけでも相当厳しい陣容だった。
2.球団には補強する理由がない。
一方で、今の球団には補強する理由がない。以下が株式会社西武ライオンズの純利益と観客動員の推移だが、今のライオンズは黒字である。
決算期 | 2020年 3月決算 | 2021年 3月決算 | 2022年 3月決算 | 2023年 3月決算 |
株式会社西武 ライオンズ純利益1 | 8.5億円 | ▲ 24.7億円 | ▲ 4.4億円 | 15.1億円 |
シーズン | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
観客動員2 | 182万人 | 30万人 | 62万人 | 120万人 |
2024年決算はまだ未公表だが、2023年は2022年よりも客が入っていて報道の推定年俸の総額も大きく増えていないので黒字が予想される。一方補強は一人優良助っ人を獲得するにも最低1-2億かかるので数人つれてくるだけでも2023年3月決算純利益の1/3を吐き出すことになる。それでいて確実にチームが強くなるわけでもない。長期的な視点でチームのブランド価値が低下してスポンサーが離れるとかはあり得るかもしれないが、目先の数字だけを見たら敢えて投資する必要は全くない。
3.ファンができることは限られる。
それに対してファンができることは限られる。ファンがXでやいのやいの言っても黒字なら経営陣に大した影響はない。球場に行かないということで売り上げを減らすという意思の示し方もあるが、現状それが効果を持つほどに売り上げを減らすのは簡単ではない。上述の観客動員を見てもらえばわかるが、2022年は2019年に比べて約60万人も観客動員が少ないのに、利益のほうは倍近く増えている。今のライオンズは財務体質は強化されており、この程度の観客動員でも儲かってしまう。2021年の観客動員制限時ですら赤字は4億程である。この時の年間観客動員は60万人程度であり、2019年の1/3の水準である。ここまで落ち込めば球団のお尻に火が付くだろうが、そこまで観客動員が落ち込むことは現状考えにくい。余程ファンが一致団結して不買運動でもすれば別だが、今時こうした行動はあまり好まれない。また、勝敗が絶対大事というファンだけではないので、不買運動が大きなムーブメントになることも現実味がない。
4.「スポンサーによる外圧」がなければライオンズは変わらない。
そう考えた時に、一番球団がおそれるのは「スポンサー収入の減少」である。残念ながら今のライオンズは観客動員が多少増減しても成り立つ。しかし、スポンサーが離れだせば話は別である。NPBの売り上げ構成比でスポンサー収入は33%ほどで入場料収入と同程度とされている。3仮に入場料の単価を3,000円と仮定した場合、120万人の動員で約36億。スポンサー料も同程度だとすれば、スポンサー料の激減は大きなインパクトになる。例えばこれを以下のような出来高にすれば球団は必死にならざる得ない。
日本一 | 135% |
優勝 | 120% |
2位 | 100% |
3位 | 80% |
4位 | 60% |
5位 | 40% |
6位 | 20% |
仮に最下位なら36億スポンサー料が20%の7.2憶になれば一気に大幅赤字になるからだ。スポンサーとしても成績が上がれば広告効果も大きいわけなので飲めない話ではなだろう。残念ながら今のライオンズはスポンサーから「圧力」がないと変わらない。スポンサーの皆様出来高制をライオンズに要求することをご検討いただけないでしょうか。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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- 百万円単位で四捨五入 ↩︎
- 千人単位で四捨五入 ↩︎
- 東洋経済ONLINE,2023年1月7日12時00分配信,プロ野球「NPBと独立リーグ」収益源で決定的な差参照 ↩︎