桑田氏のコーチ就任に見る(元)球界の盟主巨人の焦り。
今晩は。たまには巨人の話もするtthgです。
今日の野球界のホットなニュースと言えば、下記の記事でも報じられている桑田氏の巨人のコーチ就任だろう。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/01/12/kiji/20210111s00001173621000c.html
tthgの本件への感想は「巨人もお尻に火がついているな」という事と「桑田氏の使い方について組織として明確なビジョンがないと危ない」というものである。今日これらの点についてtthgがなぜそう思うのかという点を語りたい。
先ず、大前提として桑田氏と巨人との関係はあまりよろしくなかった。理由は桑田氏が巨人やめた時の経緯である。下記のように桑田氏は円満退社ではなく、「まだやれる」と思っていた桑田氏もその桑田氏を二軍で干していた巨人の喧嘩別れである。しかもその当時の一軍監督は現監督の原氏である。普通は少なくとも原監督の時代に復帰というのはあり得ない状況である。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/283738
だが、それでも桑田氏は復帰した。しかも普通はありえないキャンプ直前の増員である。これには巨人になりふり構わず勝ちたいという意思が見える。その志は素晴らしいと思うし、DHがどうのこうの言うより筋の通った話である。
だが、一方で桑田氏コーチ就任はリスクも大きい。先ず、桑田氏は巨人退団時の行動にも現れているように良くも悪くも自分の考えを貫くタイプであり、監督や他のコーチと意見が割れた時に分断の火種になる可能性がある。特に投手コーチという枠の中での宮本投手コーチの補佐という立場はややこしい。宮本コーチの方が年上だが、現役としての実績は桑田氏が圧倒している。知識的な所でも桑田氏はメジャーの経験があったり、現役時代から定評のあった頭脳を大学で学んだ強化したりしていて、宮本コーチのうえを行く可能性は大いにある。いずれどこかで桑田コーチと宮本コーチの間に意見の割れる時が来てそれをうまく軌道修正できず内部崩壊に至りそうである。
正直なところ、桑田氏のような一癖二癖あるタイプを既存の組織にいきなり入れて結果を出せというのはあまり得策とは思えない。やるなら桑田氏にある程度自由に選手を指導できる環境を与えて結果の部分について監督や他のコーチと共有するような使い方が良いと思う。例えば伸び悩んでいる若手投手数名を桑田氏に預けて数年かけてじっくりと育成してもらいモノになったら一軍にあげるとかなら桑田氏の野球理論を存分に活かせるし、ある程度の期間で若手が育てば監督等と揉める可能性は低い。
ただ、実際はこの時期に異例の就任とか一軍の投手コーチをやらせている所を見ると即結果を出すための招集という事なのだろう。コーチによって即変わるのは投手運用の所だが、それは1番現場で揉めやすい部分であり、宮本コーチとの住み分けは難しい。巨人は勝つためになんとかしたいという志は良いが、焦って桑田氏の使い所を間違えているように思う。
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— tthg1994 (@tthg1994) January 12, 2021
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