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去年の辻監督の涙の向こう側にあるものへ挑戦権を得た事が嬉しい。

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今晩は夢を見ている気分のtthgです。

優勝してしまった。それが素直な感想だ。シーズン途中何度も諦めた。夏場の追い上げを見ても勝てる気がしなかった。マジックが点灯しても、イーグルスに連敗して分からくなった。しかし、それでも粘り込んで優勝した。この事実については最大限賞賛したい。そして、何だかんだ言っても嬉しい。tthgがライオンズ勝って欲しいという思いがあるからその確率を下げる作戦選択や起用方法に苦言を呈する事もある。一方で、優勝という結果に対して喜ぶ気持ちも人一倍強い方だ。だから嬉しい。


しかし、今年の喜びは去年の喜びとは違う。今年の喜びは監督の「悔しいです」という言葉と共に流れた涙の続きを見る事のできる喜びだ。あの涙の先に待っているものに挑戦することすら出来ず終わる可能性は大いにあった。2位通過だったら2017のようにファイナルに進む事すら出来ずに終わっていたかもしれない。しかし、優勝した事で最低限挑戦権を得られた。これは連覇しなければ得られない。例え、二位通過で日本シリーズ制覇しても去年の借りを返したとは言いにくい。ホークスの優勝を連続で阻んだ上で日本シリーズを戦う事がベストだ。そこに挑戦できる事が嬉しい。

ホークスの様子を伺うと、必ずしもファイナルの相手はホークスでないかもしれないが、イーグルス相手には借りがあるのでそれを返すチャンスという意味では大勝負になる。どちらにせよファイナルステージは痺れる戦いになることは間違いない。そこにライオンズが戻ってきた事が嬉しい。

これから2週間と少しの間、この痺れる戦いを心待ちにしながら色々と作戦などを妄想したい。去年は優勝した事で満足してしまった部分が多少なりともあった。しかし、今年はCSで勝ちたい。その勝利を願ってライオンズの事を考える日々がきた事を喜びたい。

最後に、一言だけマリーンズについて。今年のマリーンズには大いに助けられた。マリーンズがホークスに勝ちまくったおかげで優勝したと言っても過言ではない。それなのに目の前で胴上げした挙句にマリーンズを奈落の底に突き落としてしまった。もちろん勝負の世界だからそれは仕方ないし、他球団に負けたマリーンズも責任はある。しかし、これで我々が簡単にホークスやイーグルスに負けてはいけない。イーグルス四連戦で勝ち越せずマリーンズのチャンスを奪ってしまったという負い目を背負って、CSでライオンズこそ優勝に相応しいチームである事を証明しなければならない。そんな事を考えるくらい今日の試合は残酷だった。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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