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「常勝」は捨てろ。「3年だけ勝つ」ための流出前提チーム再建論【西武ライオンズ】

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流出を嘆くな、『勝てる窓』を作れ。ライオンズ再建のための「タイムライン同期」戦略 – tthgの野球ブログ

今晩は。tthgです。今回はできるだけお金をかけずに流出を止められない前提で「優勝できる道」を考えてみました。主な内容は次の通り

0.流出前提のチーム作りへの転換

「選手が流出する」ことを嘆くのではなく、それを前提とした「勝てる期間(ウィンドウ)」の設定が必要である。
では、具体的にどうすればその「ウィンドウ」をこじ開けることができるのか。

KEYWORD タイムラインの同期

本稿では、ドラフト、起用、そして補強という3つの観点から、今のライオンズが取るべき戦略を具体的に提言する。

1.ドラフト戦略:「素材」と「即戦力」の完全なる使い分け

「その年の一番いい選手を獲る」という単純なドラフトはもう卒業すべきだ。必要なのは、設定した優勝目標年度(ターゲットイヤー)からの「逆算のドラフト」である。

1

仕込み期(現在)

ウィンドウが開く前

ターゲットイヤーに25歳〜28歳になる「高校生・大学生の素材型」を徹底的に指名する。彼らが育つまでの数年は、順位が低迷しても構わない。

2

勝負期(直前)

ウィンドウ突入直前

ドラフト戦略を180度転換し、「即戦力(大卒・社会人)」の乱れ獲りにシフトする。「将来性」など不要。1年目から確実にピースを埋められる選手を獲る。

現状の分析と提言

現状は、山賊打線時代の選手が軒並み移籍や衰えが見えているため、優勝目標年度(ターゲットイヤー)を定めて仕込みを行うべき時期である。今期のドラフトは終わったので、来期に「高校生・大学生の素材型」をドラフトすべきである。

2.育成と起用:結果が出ずとも使い続ける覚悟

タイムラインを合わせる上で、最もファンと現場に忍耐が求められるのがこのフェーズだ。
ターゲットイヤーに主力となるべき選手たちを、「意図的に同じ期間、一軍の試合に出し続ける」必要がある。

  • たとえエラーをしようが
  • 三振の山を築こうが
  • 大量失点しようが

必要な打席・必要な投球数になるまで交代してはいけない。なぜなら、個々の成長だけでなく、「チームとしての経験値の同期」が必要だからだ。
「今日は調子が悪いからベテランを使う」というブレた起用こそが、タイムラインを最も狂わせる。今の負けは、数年後の「阿吽の呼吸」を生むための投資なのだ。

起用優先順位の再考

優先度:高
次世代のコアメンバー ターゲットイヤーに全盛期を迎える若手
優先度:低
功労者・移籍濃厚選手 骨牙(栗山・中村)、トノ・ゲン(外崎・源田)、甲斐野、與座、平良(海外移籍濃厚)など

※非情に見えるかもしれないが、戦略的観点からは不可避な選択である。

3.補強戦略:「勝負の3年間」にリソースを全振りせよ

資金力が無限ではないチームにとって、毎年のようにFA参戦や高額外国人の獲得を行うのは非効率極まりない。
資金を投下すべきは、タイムラインが合致した「勝負の3年間」だけである。

リソース(資金)投入イメージ

勝負のウィンドウ
現在 (我慢) ターゲットイヤー 再編
外国人補強

育成期間:安価な発掘型でOK。
勝負期:実績のある大物外国人を獲得し、ラストピースを埋める。

FA・契約

「この3年間だけ働いてくれればいい」という割り切りで、ベテランの実力者を短期高額契約で獲得するのも有効。

結論:20XX年の歓喜へ向けて

今のライオンズがやるべきことは明確だ。

  1. 若手投手陣のピークに合わせる
  2. 即戦力野手をドラフトで供給する
  3. 多少のミスには目をつぶり彼らを使い続ける
  4. 機が熟した瞬間に大型補強でブーストをかける

この「タイムラインの一致」が完成した時、たとえ主力が数年後にFAで去る運命にあったとしても、その前の3年間だけは、誰にも止められない黄金時代が訪れる。

そんなストーリーにかすかに希望が持てれば、tthgのように「勝利以外で満たされることはない」ファンも、今の低迷を耐え抜くことができるはずだ。

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