この敗戦は流石に楽観的見方をできない。優勝を逃す致命傷な原因にすらなりうる敗戦。(2018年9月2日対バファローズ観戦記)
今晩は。悪い流れの時こそポジティブにが心情のtthgです。
ブログをはじめて1年以上になるが、tthgは観戦記を書くにあって、「結果とは逆の見方をする」ことを心掛けてきた。勝っている時こそ次の負けの要因になり得ることがないか、負けた時こそ次につながる何かはないか。を探して記事を書くようにしている。もちろんすべての記事に当てはまるわけではないが、単に勝った負けたで一気一喜しないことに、このブログの存在意義があると考えているので、できるだけそうしてきた。できることならば今日もそうしたいが、今日の負けは余りに痛すぎてポジティブな要素を探そうとしても難しかった。
長いシーズンの中で、その試合までに残してきた戦績が選手のプレーに大きく影響する。今日の試合で言えば、昨日手痛い負けを食らった事実が選手の精神面に重圧だったことは間違いない。だからこそ起きた1回の守備における連続エラーだったが、同時に絶対にしてはいけないミスだった。おなじミスでもチャンスで打てないというのは平常時でも良くあることなので多少は許容されうるが、守備のミスは基本ないことが前提である。そこでミスしたら致命傷になる。それが連続で起こってしまった。特に源田選手のミスは、「精神的にミスが起きやすい状況だからギリギリのプレーで選択肢がある時は確実に一つアウトを取れるほうを選択する」という事前の心構えがあれば、1塁に投げて防げるミスだった。ここで2死になっていれば中村選手も余裕をもって1塁スローで0で終わっただろう。しかし、現実は精神的に厳しい状況のチームに重くのしかかる2失点。ここが大きなポイントだった。
その後は打線が精神的に重圧の中点がとれず、4回には事故とも言うべき若月選手のホームランで更に加点されてしまう。6回には無死2,3塁から栗山選手の良い当たりが正面をつき、杉本選手が死球による交代で入った小田選手が完璧な本塁送球で併殺。杉本の選手の死球は振りに行って当たっており三振が妥当な判定だったにもかかわらず、死球となり直後に上記の若月選手のホームランを呼んでいてライオンズ的には不運な死球だった。
それでも、打線は歯を食いしばって7回に斉藤選手の犠飛で1点取る。この時点で3点差。厳しい点差だが、優勝争いの佳境で昨日痛い星を落とした後の試合で明日は休養日。できるだけ確率の高いリリーフを送って少しでも価値の確率を上げるべき場面で増田投手。この選択が結果的に試合を決める1点を献上する原因となった。しかも、この回途中から野田投手平井投手を投入した上で。ここは頭から昨日抑えている平井投手か小川投手、あるいは、先日ビハインドで登板して流れを呼び込んだ伊藤投手だった。少なくとも増田投手でなかったことだけは間違いない。負けパターンだからといって増田投手を出したあげくピンチになったら我慢できず野田投手等をつぎ込む采配に辻監督の精神的混乱が見て取れる。(増田投手に復活してもらうためにあえて厳しい場面でも続投させてチャンスを与えるならまだわかる。それなら失敗しても増田投手に本人納得の上、2軍行きを命じることができるというメリットがあるから。一端出しておいてすぐ引っ込めるでは増田投手へのメンタル的な配慮も足りない。)
この負けで選手・監督ともに精神的にさらに追い込まれたことは間違いない。火曜からは4位以下の心配がほぼなくなり、ある意味ノープレッシャーで上を追いかけるファイターズ。前回に大戦から大田選手や清宮選手と言う起爆剤になれる選手が加わったファイターズは侮れる相手ではない。(アルシア選手も復帰したらしいし。)野外の旭川開催なので台風の影響で中止というのが一番良いかもしれない。それぐらい切羽詰まった状況である。(函館に続いて旭川のファイターズファンには申し訳ないが。)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ライオンズに関する他の人気ブログはこちら。
にほんブログ村
プロ野球に関する他の人気ブログはこちら
にほんブログ村