2023年ライオンズが得点力を向上させるためには、「長打力も」重要。

今晩は。ライオンズの長打力が気になるtthgです。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いします。昨日に引き続き2023ライオンズについて語りたいと思う。昨日東スポの下記の記事で松井監督が「四半世紀ぶりにシーズン200盗塁を目指」していることが掲載された。この記事の記者はそれを受けて「松井監督が「見ていてワクワクするチーム。やっぱり躍動感のある走攻守でしょう」と力説する走塁改革に、新生西武は明確な活路を見いだそうとしている。」と結んでいるがこれは少々ピントがぼけた指摘である。

なぜなら、この記事で指摘されている97年のチームは「足だけ」のチームではなかったからだ。むしろ、このチームが勝てたポイン「新外人のマルチネス氏が当たったこと」と「鈴木健氏が中距離打者として開花こと」により長打力でも一定の力のあるチームだった。(二人で50本塁打記録している。)



この2人の50本塁打が大きかったことは、98年シーズン後に「守れない」という理由でマルチネス氏を解雇してから優勝から遠ざかった事や、00年にフェルナンデス氏がアベレージヒッターとして成功しても優勝できなかった事が物語っている。(しかも、この間投手陣は西口氏、松坂氏、石井貴氏、豊田氏、森慎二氏などにより充実した時代だった。)

また、再度優勝した02年はカブレラ氏の55本塁打だけでなく、和田氏と松井現監督が30本塁打と長打力もストロングポイントのチームだった。少なくとも「足や小技」だけが頼みの打線では優勝は難しい。

おそらく、松井監督もその事は意識しており上記の記事でも「山川という(打線の)軸がいる中で足を使った積極的な野球になる。」と語っている。少なくとも山川選手という軸が居るという前提で足を絡めていきたいと語っているのであり、足は「プラスα」をどうやって加えていくかという話である。

tthg的には、この「プラスα」を考えていくうえでも「長打力は無視できない」と考えている。97年のチームは鈴木健氏が19本塁打で主軸のマルチネス氏をサポートしただけでなく、マルチネス氏の後を打つ佐々木誠氏も13本塁打でOPSは.795と存在感を示していた。更に言うとこの年は伊東勤氏も13本塁打OPS.749と好調であった。これらのサポートキャストの長打力も一定程度必要である。そうでないと「その後の打者にヒットを打たれても単打なら大けがしない」と腹をくくられて山川選手と勝負してもらえない。それでは得点力の向上は見込めない。その事を踏まえると、下記の記事で書いたように両外国人の成否は大きいのである。

マキノン選手とペイトン選手の成否は来季のライオンズの生命線。

そもそも、2018の山賊打線もただ打つだけのチームだったわけではない。源田選手、外崎選手、金子選手は盗塁でも存在感をしめしていたし、秋山選手とて15盗塁だから走れるほうの選手だった。その意味でも、山賊打線解体後の得点力の向上というお題を解くための回答として「足や小技」だけでは不十分である。山賊打線の得点力は歴史的に見ても最上位のレベルなのでそのレベルを一気に回復しようにも難しいとしても、ある程度の長打力の上に足や小技を絡めて行くという方向性で考えるべきである。

なお、各年度のライオンズ打線の成績は下記のとおり。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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