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先発投手は完投を目指すべき。少なくともライオンズは。

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今晩は。今日は比較的早く家にいたtthgです。

先日球辞苑の完投の回の再放送を見ていたら、完投のが減った理由として「打者のレベルが上がっているから」という理由が指摘されていたが、これは本当だろうか。確かに打者のレベルは上がったのかもしれないが、投手のレベルだって上がっている。昭和の時代は150超えが化け物扱いでそこを超えると球場がざわつくレベルだった。最近は150越えはザラで160超えて騒ぎ出すぐらいだ。また変化球が140後半を記録する事をシバシバある。球速が全てではないとしても人間の神経の反応スピードや動体視力などは限界があり、スピード対応というのは基本的に難題である事を鑑みれば、10キロ程度高速化したならば難易度も相応に上がっていると考えるべきである。


逆に下記の記事のように近年の投高打低の傾向は投手の力が上がった故であるという指摘もある。

今年のプロ野球は投手の活躍が際立っている。ロッテの佐々木朗希が4月に日本球界28年ぶりの完全試合、5月にはソフトバンクの東浜巨が無安打無得点を達成した。十回途中まで完全投球を続けた中日・大野雄大や7回無安打で交代した西武バーチ・スミスもいる。防御率2点台以内が22人「投高打低」の傾向は一部のエース級に限ったことではない。セ・リーグでは規定投球回数に達している14投手のうち、防御率2点台以内を
3割打者は絶滅する? テクノロジーが加速する投手の進化(写真=共同) - 日本経済新聞

これが全てではないが、打者のレベルが上がったから完投は無理というのはいささか早計だ。では何故完投できないのか。一つには球数制限でこれは一定程度理屈が通る話である。しかしながら、それだけでは無いというのがtthgの考えである。最も重要点は「先発が完投を目指していない」という事である。

昭和の時代の完投していた時代の投手は異口同音に「全部全力で投げたらもたない」と言っているが、現実には今の先発投手は通常運転で8割の投げて得点圏だとギアが上がるという投手はあまり見かけない。それは打者レベルが上がったからという理由にするのだが、投手の力も同様かそれ以上に上がっているのにそれができないならば、「そもそもそこを目指していない」という理由によるのでは?と疑うべきである。

先発がそこを目指していない理由のもう一つに投げ込みが減ったという点もある。昔はキャンプで〇〇球投げ込んだという記事を良く見かけたが最近はそんな記事はあまり無い。例えば下記の記事などでは118球で「多い」という論調である。

【NHK】プロ野球、広島の日南キャンプは7日目を迎え、3年目の森下暢仁投手が投手陣ではこれまでで最も多い118球を投げ込み、初の開…
広島 日南キャンプ 森下118球投げ込み 初の開幕投手へアピール | NHKニュース - NHKニュース

肩肘のために投げ込みし過ぎない事は大事だとしても「連続して135球を投げる体力や筋力」がなければ完投しようもない。試合での緊張による疲労を考慮すれば練習ではもっと多くの数を連続して投げられるようにならなければ本番で投げられるわけはない。先発としては1回の投げる数は増やす代わりに投げ込みの間隔を空けて肩肘の回復を即し、その間下半身のトレーニングや肩肘以外の筋力をつけるという方がベターではないのか?

最近は分業制のせいで兎に角全力で100球投げて球数が来たら後は中継ぎよろしくというタイプが増えたように思うが、それは中継ぎの過大な負担の故に長いシーズンにはリスクである。先発が中6で回る日本では100球は少なく、135をベースにすべきだし、そこを目指して8割の力で抑えるだけの技術を身につけるべく努力が必要である。特に今年は明らかに中継ぎが豊富だったのに最後に中継ぎかガス欠を起こしたライオンズは先発の完投能力は是が非でも欲しい。髙橋投手や松本投手、今井投手は間違いなく目指すべきだし、隅田投手もゆくゆくはそこまで育てないと明るい未来はなかなか描けない。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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