白井審判の佐々木朗希投手威嚇問題の本質。 

今晩は。ハラスメントについて考えるtthgです。

先日の試合で審判の白井氏が佐々木朗希投手を威嚇した云々が取り沙汰されているが、この件で1番的を得ていると感じるのは下記の記事である。

簡単に言うと白井氏の行為が「パワハラに当たる可能性がある」との指摘だが、白井氏は自らに与えられた権力について認識が甘いのではないだろうか。審判にはグランドにおけるジャッジについて絶対な権限がある。選手は判定に異議を唱える事も許されない。これは一般社会に置いても極めて稀有な権力である。その絶大な権力を保持している者に異議を唱えれば即退場になる。


パワハラは「相手が権力者なので異議を唱える事ができない」という事を背景として起こる事が多い。上述の通り、審判の絶対な権力があるのだから、それを前提に考えれば権力を保持する方が最新の注意を払う必要がある。白井氏はその点に無頓着であった事は否めない。仮に現場では白井氏に同情すべき事情(佐々木投手にカメラに捉えきれていない侮辱的態度があった等)あったとしても、激昂した(あるいは激昂したように見える)態度を取った事はハラスメントの観点から問題である。

更に問題なのは「今後」である。今後、佐々木投手の登板試合に白井審判がジャッジする際に微妙な判定がなされた時に周りは「白井審判は前回の騒動で佐々木投手にマイナスの感情があるので辛いジャッジをしているのではないか?」という疑念を抱く。仮に本当に感情に任せて辛いジャッジをしたら審判として論外だし、それはパワハラそのものである。また、仮にそうでなくても公平性の観点から疑念が沸く状況は好ましくない。

実際の所、審判も人なので感情を全くなしにジャッジすることは不可能である。その意味で言うと、佐々木投手も審判を敵に回すような素振りは見せない方が得である。だから佐々木投手にもプロとして学ぶべき事はある。だが、審判が感情を外に出して「感情を抑えられない人だ」と周りが認識してしまうようでは「公平性の問題」が見える化してしまう。投手が感情を外に出す出さないは、投手としての能力の一部ではあるが本質ではない。だがジャッジの公平性は審判の仕事の根幹部分である。そこに疑いが生じる事は絶対に避けなくてはならない。その意味で審判は選手よりも強く感情をコントロールする事を求められる。

白井審判の行為はハラスメントと審判のジャッジへの信頼性という意味から大きな問題である。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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