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あらためて浮き彫りになった野球界の危機

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今晩は。球界の行方を案じるtthgです。

tthgにとっては下記の記事は衝撃的である。楽天の則本投手が契約更改で球団の未来について話し合ったという。そして、球団消滅まで視野に入れて今後選手と球団で相談していくという。また、この記事によれば球団の赤字は数十億とも。

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tthgは常々コロナ禍は球団消滅の危機をもたらすと自論を述べて来たが、これは普通にビジネスとしてのプロ野球は緊急事態であるという事だ。普通の経営感覚からすれば数十億の赤字部門は消滅させるのが日正しい。コロナ禍により来季の観客制限は野球界にとって致命症になる可能性が充分にある。そして、それは対岸の火事ではなくライオンズとても同じである。



こういう話が楽天から出てくるのは自然の話だ。そもそも楽天は球団設立当初から単体黒字を目指して運営されている。野球はあくまでビジネスであり、野球の経営環境が180度変わって赤字垂れ流しを覚悟しなくてはならないとなったら撤退もいたわない。そういう意思が球団から発信されているから則本投手もそういう発言になったはずである。

それが全く傷のない正解かと言われるとそうではない。ビジネスだからとFA市場で多額のお金を投じて選手の年俸水準向上に貢献してきた楽天がいざ事が起こったら即撤退は同義的には如何なものかと思う。則本投手はその吊り上げられたFA市場で流出しないために3億の7年契約を結びながら不良債権化しつつあるという実態があったりするので、「年俸返上して球団を助けては如何?」とも思う。

しかし、今回のコロナという事態はそういう事を吹き飛ばす破壊力である。こんな変化まで予想するのは極めて困難である。一時的に困窮するのは仕方ない。これは野球界全体の災難であり、球団も選手も駆け引きをしている暇はなくお互いに最大限の譲歩をしつつ早急に解決案を探るべき時である。

もしかするとそのうち何とかなると思っている人が大半なのかもしれないが、ハッキリ言ってそれはリスクの高すぎる考えだ。日本は世界の中でも極めて少ない感染者しか出ていない。第二派における致死率は明確に下がった。パンデミックとか言われているが、アメリカは1日で20万とか感染が報告されるのに日本は2500。無症状に検査するからウイルスを持っているだけで感染拡大と騒がれる。ウイルスはすぐに変異する上、海外からの輸入感染もあり得る。一度下火になろうがいつどこで感染懸念が再発するかわからない。

一方で我が国の医療体制はたった500人程度しか重症者がいないのに「医療崩壊」する程脆弱である。世界的に見て稀有な少ない感染者で医療崩壊して緊急事態宣言をするようでは、収束までいつまでかかるか分かったものではない。そんな状況で普通に観客動員できる日が近々やってくる考えて計画を考える経営者は、リスク管理がなっていない。DeNaはハマスタで社会実験をしているがそれを根拠に強行開催する気なのかもしれないが、正直既に緊急事態宣言再宣言が検討されるような状況でそれがゆるされるのか保証はない。

野球界は本当に危険な状況という事を再認識させられたら則本投手の発言だった。tthgはシーズン終了後かなり悲観的な見通しを述べてきたが、正直それが全くの見当違いであることを心のどこかで願ってきた。予想が外れてtthgが赤っ恥をかくほうが圧倒的に良い。しかし、これでその危機が現実のものであると突きつけられた。勿論これからコロナの状況が劇的に回復すれば話は別だが、少なくとも危険である事は間違いない。何か現状を打破できる名案はないものか。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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