今晩は。球界の行方が気になるtthgです。
最近はコロナによる野球界の危機について様々な事を書いてきたが、もう一つの野球界の大きな問題は「セパの格差問題である。」昨年までの交流戦で最近はパが圧倒していて、日本シリーズでは2012年にジャイアンツが勝って以来セリーグの勝利はない。過去をさかのぼってみると(当時は交流戦はなかったが)ライオンズの黄金時代やジャイアンツのV9時代などもあるので、格差問題は必ずしも近年だけの問題ではない。ある意味流れに任せておけばそのうち解決するという考え方もできる。
ただ、そうは言いつつも、エンターテイメントとしてのプロ野球を考えた時、一方のリーグだけが強くて他方はまるでダメという状態は良くないし、そろそろセリーグにも頑張って頂きたい。野球は相手があってのスポーツなので相手が弱いとしらける。最近のライオンズはホークスに悔しい思いをさせられているが、「ホークスという巨大な敵」が存在するゆえに手に汗握りながらシーズンの勝敗に一喜一憂できるという側面は確実にある。
残念ながら、近年は日本シリーズ進出できていないが、CSを勝ち抜いた暁にはセリーグの覇者とガチンコでぶつかって勝利して歓喜の雄たけびを上げたい。しかし、セリーグの格差が広がり、パリーグのチームは日本シリーズ進出=日本一という状況ではその楽しみを半減する。そのためには是非セリーグにも強いチームを作って欲しい。
では、どうやったらセリーグは強くなるのかについてのtthgの意見は下記の記事書いたので繰り返さないが、少なくともDH制という制度に言い訳するのは違う。
もう一つ付け加えるとすれば、セリーグの各選手が本気でパリーグに勝ちたいという強い気持ちを持って戦うことだ。同じ相手に一方的に負け続けるのはプロとして許されないことだ。本人たちは悔しい思いをしているのかもしれないが、報道を見る限りそうした声は聞こえてこない。戦力を整える、育成力を強化する、制度改正を訴えるという事は球団の責任においてやることだ。しかし、そもそも今プレーしている選手が「なんとしてもパリーグに勝つ」という意思で努力することなしにはどうにもならない。下記のようにかつて閑古鳥の泣いている球場でプレーしたパリーグの先人たちは「オールスターでセリーグを倒す」という意識で真剣勝負していた。今のセリーグにはかつてのオールスターのパの選手のような気概が必要ではあるまいか。
新型コロナウイルスの影響による史上初のオールスター中止にプロ野球ファンは落胆している。特に1960~1970年代のプロ野球を知るオールドファンにとっては、1年に1度の“夢の球宴”の記憶は忘れがたい。交流戦もWBCもなかったあの頃、セ・リーグとパ・リーグが真剣勝負でぶつかり合うことも、ライバル球団の選手とチームメートになることも貴重だったからだ。 阪急ブレーブスなどで活躍し、オールスター戦に14回出場した米田哲也氏(82。通算350勝)は、「パの選手にとって、オールスターは人気で勝るセを倒して名をあげる舞台だった」と... 350勝投手・米田哲也氏 セの選手の給料話に辟易した過去 - |
今は交流戦もある。オールスターだけでなく交流戦もある。交流戦も含めてセリーグが「パに絶対勝つんだ」と闘志むき出しでくれば面白くなる。そして、それはプロ野球の新たな歴史の1ページが開かれるというものである。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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