いわゆる下剋上の価値

今晩は、短期決戦にも価値を認めるtthgです。

今日はCSで下位のチームが上位のチームに勝って日本シリーズに出て勝つ下剋上について。この現象はCSというシステム上正当な勝利だが、これが起こるといつも「優勝できないチームぎ日本一になるのはおかしい」という議論が巻き起こる。今年はライオンズがそれを目指す立場にあるのでこの下剋上について語ってみたい。




tthgもリーグ優勝には価値があるという立場なので、下剋上に物申す人の気持ちは大いに理解できる。一方で、短期決戦に負けて「制度が云々」というのはカッコ悪いとも思う。また、周りが同情するのも少し違うとも思う。なぜなら本当に強いチームは「短期決戦でも勝てるチーム」だからである。

黄金期ライオンズは短期決戦に無類に強かった。85年のタイガースと93-94の3年以外はほぼ毎年日本シリーズに出て勝った。これは決した偶然の産物ではない。戦力値だけでなく、ここぞの場面で力を発揮できる真の意味でのプロの集団だったから起こった事と理解すべきである。短期決戦は時の運的な捉え方をする人をいるかもしれないが、これだけの結果の偏りが出るのは必然の結果と捉えるべきである。

だから、リーグ戦を制していながら短期決戦で負けるチームというのは「強かったけど最強ではなかった」という事だと思っている。またリーグ優勝できなかったけど日本一も同様に長期戦では勝てなかったという意味で最強ではない。リーグ優勝と日本一又は日本シリーズ進出チームが違うシーズンというのはある意味痛み分けみたいなものである。

だから、ここ二年のパリーグはどちらもホークスとライオンズの痛み分けである。今年ホークスがリーグ優勝してかつ日本シリーズに進出したらこの3年間のライバル物語はホークスの勝ちで終了という事を認めざる負えない。しかし、それは正直認めたくない。今年はホークスに短期決戦だけでも一泡吹かせて勝負を保留したい。

一方で、昨日セレモニー監督が言っていたように「リーグ戦で負けた」という事実はCSで勝とうが消える事はない。csでホークスに一泡吹かせて来年こそは長期戦も短期決戦も勝って本当の意味でのリーグ最強を奪還したい。「優勝していないのに日本一に価値を認めない事」も、「リーグ戦で負けたことを無視して日本一になれば何でも良い」と考える事もどちらも偏っている。どちらかで負けたらそこには形の違う負けが存在する。その負けのない勝利こそ目指すべき頂点である。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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