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菊池投手がエースへの階段を登った夜(10/3対イーグルス)

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ライオンズ:10
イーグルス:3

お品書き
・菊池投手がエースへの階段を登った夜
・若獅子達が勝って得たもの
・ベテラン達の意地
・イーグルスはこの一戦を甘く考えすぎ

・菊池投手がエースへの階段を登った夜
今日の勝利は色々要因があったが、一番は菊池投手の投球だろう。正直調子は悪かった。でも勝った。今日の試合で勝つことがエースの条件である。特に8回の無死満塁を抑えきった投球はエースの投球だった。球場全体が空気が一変して、まだ2点差なのに、ライオンズが圧勝しているかのような空気になった。そして次の攻撃でライオンズが勝利を決定づけた。守りから攻撃への流れを造れる本当のエースに菊池投手はなりつつある。後は王者ソフトバンク相手にこれができればエースへの階段を登り切ったと言って良いだろう。是非、菊池投手には先にある高みをめざしてがんばって欲しい。

・若獅子達が勝って得たもの
新時代の主砲山川選手や打てる捕手を目指す森選手が良いところで、一本打ってくれた。彼らは前半の戦いにの中ににはいなかった。そんな彼らが中軸を打ち、結果を残している。彼らの台頭で戦力が分厚くなった。そして、絶対に勝たなければいけない試合で打った。これは今日だけでなく今後のライオンズにも極めて重要な意味を持つ。昨日負けても、痺れる試合の経験も大事と書いたが、痺れる試合で結果を残さなれければ得られないものもある。本当に苦しくなった時、「あの時できたじゃないか」と自分に語ることができる人は強い。結果を残したことが、次の戦いでの拠り所になる。若獅子達はその拠り所を今日手に入れたい。今日の試合で得た自信を糧にCS以降のポストシーズンを戦って欲しい。今日できたことがポストシーズンでもできると信じて。

・ベテラン達の意地
正捕手の座が危うくなってきた炭谷選手。今日はベンチスタートだったレジェンド栗山選手が結果を残した。衰えと新時代の選手たちの台頭の中プロとして自分の居場所を確保するために、頑張る彼らの姿はチームを強くする。日本一のためには彼らの意地の一打が絶対に必要である。CS、日本シリーズでも頼みます。

・イーグルスはこの一戦を甘く考えすぎ
イーグルスは、二点しか差がないのに、西宮投手、菅原投手という負けパターンの投手を送ってきた。正直甘すぎる采配である。今日勝つことはイーグルスにとって極めて大きい。ライオンズが「エースでも勝てなかった」という嫌なイメージを持って終わるのと、「エースできっちり勝った」というポジティブな気持ちで終わるのでは雲泥の差である。CS制度のない1-2位の争いなら、過密日程で今日勝っても明日が続かなければ意味がないと考えて、昨日投げた投手を温存するのも分かる。しかし、今は当面のライバルともう一度戦って勝たなければならないのだから、例え明日以降負けてCS本拠地開催を逃そうが、今日勝っておくことのほうが重要である。今日の試合は明らかにライオンズに勢いをもたらす負けとなってしまった。最低限、8回の無死満塁を抑えられてしまった段階で福山投手当たりを投入して流れを断ち切るべきだった。これでは三木谷さんが監督交代を検討しても仕方がない。

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