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CSへの希望が見えた完封勝利(9/7対マリーンズ)

ライオンズ:3
マリーンズ:0

お品書き
・CSへの希望が見えた完封勝利
・熾烈なレギュラー争いが奇跡を起こす
・伝説のリード

・CSへの希望が見えた完封勝利
今日の菊池投手の投球特に5回以降の投球は素晴らしかった。一番良かったのはスライダー。スライダーがストライクゾーンギリギリの低めへコントロールされていた。今までは、低めのワンバウンドのスライダーを振らせるシーンは良く見たが、ストライクからストライクで低めギリギリにコントロールされたスライダーはあまり見たことがない。あのスライダーは振ってもダメ、見送ってもストライクのウイニングショットである。あれが投げられるなら、ホークスにも勝てる。また、あまり曲がらないスライダーというかカットみたいな球と、ストレート球速だけどちょっと沈む球が散見された。これらの球種とフォーシームを投げ分けていたのなら、非常に大きな武器である。(これは私が気づいていなかっただけだろうか)いずれにせよ、今日の菊池投手の投球はCSへ希望である。

・熾烈なレギュラー争いが奇跡をおこす
中村選手と、栗山選手というレジェンドが6,7番に座り、打てないと7回から守備固めで交代。交代した金子選手と木村選手が少ないチャンスに必死でヒットを打っている。ベンチには、メヒア選手坂田選手の両大砲。誰を使うべきなのか非常に迷う野手陣である。山川選手が月間MVPの会見で「レギュラーじゃないので打ち続けないといけなかった」と言っていたが、今日の下位打線は外崎選手以外みな先月の山川選手と同じ状況である。ベンチを含め「今日活躍しないと明日はベンチ」という気持ちで試合に望めれば、今からでもレベルアップが可能である。そしてそれが、奇跡の逆転優勝への道だと思う。

・伝説のリード
7回裏ツーアウト1,3塁で、打者浅村選手の場面。マリーンズの田村捕手は3球とも外角にボールコースに構えていた。「この場面で敬遠?山川選手を軽く見すぎ」と思っていたら、4球目からストライクゾーン付近に投げ続け3振に打ち取った。最初の3球はストライクを全く狙っていなかったわけではないだろうが、絶対にストライクを投げろという構えではなかった。最悪3球ボールでもいいという気持ちはあったはずだ。3ボールになった時点でこの手のリードをする時は諦めて外すのセオリーだが、4球目にストライクからボールなる高さの変化球をベースの上に投げてきた。4球目もボールだが、打ち気の強い浅村選手がつられて振ってしまった。3球とも勝負を避けているかのようにふるまいながら、4球目めも絶妙なコースに来て見極めが難しかったように思う。

3-1からの球だけこの打席唯一のストライクコースの球が来たが、浅村選手はおそらく勝負なのか避けられるのか迷って見逃し。3-2からの最後の球はストライクからボールになる変化球。3-2だけにバットが出て三振。どこまで計算していたか微妙だが非常に緻密なリードであり、これが、大一番で実行できたら「伝説のリード」となってもおかしくない。そんなリードだった。最後に付言しておくとそれに答えて完璧な投球をした関谷投手も素晴らしかった。敵ながらあっぱれである。

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