もはや野球の話ではすまない。社会人としての常識の範疇だ。(2019年8月2日対バファローズ観戦記)
今晩は。怒る気力も失せたtthgです。
ハッキリ言おう。今日のライオンズに継投という概念は無かった。あったのは投手交代だけだ。継投には意図が必要だ。先発投手の状態、相手打線の状態、控え投手の実力と状態、先発投手と控えて投手の相手打線との相性。色々な要素を組み合わせて、複雑なパズルを解くようにして正解を模索しながら投手を継なぐ事が継投だ。しかし、今日ライオンズ首脳陣がやった事は投手が打たれたら交代するという作業を機械的にやったに過ぎない。それを継投という言葉で表現する事はtthgには難しい。
何故そんな事が起こったのかというと今日ブルペンデーと決めたにも関わらず昨日散々投手を注ぎ込んで中継ぎは疲労困憊。なのに誰も二軍から上げる事なく、戦略として誰かに交代させるという選択肢すら持っていなかったからだ。昨日も書いたように昨日の試合開始前から中継ぎ不足なのに、それが更に加速した今日も補充なしというのはあまりにもリスクマネジメントを軽視している。
前回のブルペンデーがやたらと成功したものだから二匹目のドジョウでも狙ったのかもしれないが、前回とは状況が違う。前回は週頭だったから中継ぎは比較的フレッシュだった。また、佐野とも50球投げた次の日に連投とかいう酷い使われ方の後ではなかった。佐野投手が早い回で降板する可能性があるのに第2先発ところが敗戦処理すら二軍から昇格なし。
だから兎に角投げてる投手をできるだけ長く使ってしのぐ事しか出来ない。お粗末にも程があり過ぎる。リスクマネジメントはリスクを把握する事からはじまるが、今の首脳陣にはリスクを把握できているかすら怪しい。これは野球の専門的知識以前の問題で社会人としての常識の範疇だ。野球の道に進まなくても社会で仕事するために必要な最低限の常識ぐらい身につけて欲しい。
念の為に補足するとリスクマネジメントをして二軍からの昇格があったから絶対勝ったという事を言いたいわけではない。投手の絶対能力が足りないから勝てないという事実を否定している訳でもない。それはそれとして、選手及びフロントが責任を取るべきだ。だが、勝負以前の準備段階で致命的なミスをして選択肢を用意しないという怠慢は強く非難されねばならない。この怠慢は選手で言えば二日酔いで体調崩して予告先発回避とかそういうレベルの話だから批判しているのである。
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