盗塁は成功率で評価されるべき。

今晩は。野球戦術を考えるのが大好きなtthgです。

今日は盗塁の評価について語りたい。ライオンズは源田選手、外崎選手、金子選手と盗塁王候補が沢山いる。源田選手については盗塁王のタイトルが欲しいとの報道もある。盗塁を狙うという意図は悪くない。しかし、この盗塁王というタイトルは少し曲者だ。なぜがというと盗塁成功数がのみが評価され、成功率は考慮されないからだ。


近年セイバーメトリクスの発達により少なくともマクロの指標では盗塁はあまり作戦的に評価できないというのが定説である。これは統計学的にはーつのアウトカウントを与える行為が、これまでの野球界の常識以上に負けの原因になるという事実に基づく。犠牲バントがセイバー的に評価できない事も同じ文脈にあり、アウトカウントを与えて進塁しても勝率が上がらないという事である。

tthg的にはセイバー的な立場を全肯定するつもりはない。マクロで有効でないとしても、盗塁企図による配球の限定効果はあるし、連打を極端に期待できない投手がマウンドにいる僅差の場面では盗塁の期待値が大きくなる事あるはずだ。しかし、マクロとしてアウトカウントを与える行為が勝敗において大きくマイナスである事を考えた場合、盗塁死は大きなマイナスと捉えるべきでありそれを無視して盗塁を評価するのは適切でない。

だから盗塁は成功数ではなく、打率のように成功率で評価すべきである。もちろん規定企図数は必要で30ぐらい企図した者の中から成功率で評価する。成功率がどれくらいあればセイバー的に評価できるのかは分からないが究極のところ10割であれば確実に期待値はプラスになる。10割は極端だとしてもむやみ走ってアウトカウントを増やす行為がマイナスである以上出来るだけ高い成功率の盗塁こそ評価されるべきである。

機動力というとすぐに盗塁を増やそうとしがちだが、成功率が低い盗塁はとチームとしては放置してはいけない。連盟表彰の対象は成功数だとしても、ライオンズのチームの評価としては成功率の目標定め安易な失敗をしないよう努めるべきである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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