とうとう大山を超えて優勝が見えてきた。しかし、それ以上に「エース」菊池投手が戻ってきた上に本拠地ならばCSでホークス戦でも使える目途が立ったことが大きい。(2018年9月28日対ホークス観戦記)
今晩は。明日の本拠地胴上げが観たいtthgです。
まずは、冒頭菊池投手にお詫びしたい。シーズン中頃下記の記事で「エース」菊池投手は今シーズン中戻ってくることはないと書いた。しかし、今日の投球は完全にエースだった。見当違いの記事を書いてしまい申し訳ありません。
言い訳がましくなるが、シーズン中頃の菊池投手は厳しかった。球威もコントロールもなく前半に離脱した時と同じような内容であり、いつ肩の爆弾が爆発するとも分からない不安定な投球だった。tthg的には本格的な休養と治療以外の方法で回復するとは思えなかったが、今日は完全にエースだった。ストレートで押して凡打の山を築き変化球も良く制球されていた。カーブやチェンジアップなど球速の違う球を交えつつ145前後のスライダー(カットボール)と130後半から140ぐらいの緩めのスライダーを駆使して素晴らしい投球だった。3回こそ不運と中村選手の巧打にやられたが十分エースたる仕事をした。
この一勝は優勝に王手をかけるという意味だけでなくポストシーズンにむけても価値がある。いままでならば、仮にCS本拠地開催でも苦手ホークス相手に菊池投手をどう投げさせるかという問題が生じる。しかし、今日の投球であれば開幕の大役だってありだろう。少なくとも日本シリーズも含めて色々な選択肢がもてるようになった。中4などの無理使いは控えるとしても柱として勝ちを計算できる投手として菊池投手が戻ってきたことは極めて大きい。上記の記事を書いた時散々だった増田投手もセットアッパーの7回ぐらい任せられるところまで回復してきたし、ここに来てチームの戦力値も上がってきた。これはポストシーズンに向けて本当に明るい材料だ。
打線のほうも相変わらずホームランでしか点は取れないが、「四球」という武器は確保している。ホームランバッターに何球も投げるのは投手にとって大きな負担である。それを何球も続けた上での四球は普通の四球より疲労度は高い。ホームランの恐怖が相手投手の手元を狂わせボールが増えるので四球も増える。苦しくなったところで甘くなった球をガツンと一発仕留める。この循環がある限り打線は大丈夫だ。メヒア選手ですら代打で出てきて四球を選んでいる。今のメヒア選手なら4打席チャンスを上げたいという思いもある。外崎選手が2軍で復帰したようだが、簡単にレギュラーに戻るのか分からない。それぐらい打線の調子は良い。
明日は、優勝の重圧とホークスの最後の抵抗で決して楽な展開にはならないだろうが是非この勢いで一気に決めておきたい。CSへの調整期間を長めに取りつつ札幌遠征は疲労度合いの強いものは帯同させないぐらいの余裕が欲しい。なによりも本拠地の盛り上がりの中ビールかけを観たいという思いもある。明日もまた大注目の一戦である。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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