首位防衛は大きい。しかし、ヘロヘロの十亀投手を引っ張りすぎた采配が正解に見えてくるほど酷かった増田投手の9回の惨状が問題だ。(2018年7月3日対ファイターズ観戦記)
おはようございます。今日試合がないのが少し不思議な感覚のtthgです。
日曜の試合の観戦記で「しかし、火、木のファイターズ戦はどちらかを取りたい。水が移動日の変則日程なので火曜はある程度中継ぎをつぎ込める。火曜に是非とも勝ちたい。また大一番である。」と書いた。このうち「火曜に是非とも勝ちたい。」は実現したので良い。しかし、「水が移動日の変則日程なので火曜はある程度中継ぎをつぎ込める。」は微妙だった。
8回裏十亀投手がマウンドにいてびっくりした。7回に二死からヒットと死球でピンチを招き、西川選手にヒット性に当たりを打たれ山川選手の好捕に助けられてやっと0でしのいだ十亀投手。球数も110。確実に交代期が到来していたのに無理やり続投。「いくら中継ぎ不足とはいえやりすぎ」と思って見ていたら、案の定、二死ながら満塁のピンチを造って降板。出てきたヒース投手が抑えたからいいものの、正直ランナー貯まった状態で出てきて確実に抑えられる中継ぎなどいないのだから、十亀投手続投は悪手である。
しかし、その考えを根底から覆すような出来事が9回に起こる。5点勝っていて流石に「勝戦処理」という状況だったが、登板した増田投手がフルボッコ。一死も取れず3連打で一点取られた上、なお無死二、三塁となりカスティーヨ投手にスイッチ。結果は一点で抑えてなんとか勝ったものの、突如としてパニックに陥って大炎上することがあり得るカスティーヨ投手を起用する場面としては最悪である。その場面でカスティーヨ投手を送り込まざるおえない状況が問題である。もちろん、結果論であることはtthgも認める。増田投手の打たれたからと言って十亀投手の続投が確率論的に悪手であったことは変わらない。しかし、増田投手があれだけ打たれたとなると好調十亀投手から「中継ぎロシアンルーレット」身を任せる気にならなくても致し方ない。先日、本ブログでたびたび取り上げているsinndar さんのブログで詳細な分析の結果、今のライオンズのセーフティリードは「6回終了時4点以上」という結論が導き出されたが、その分析が根底から覆されるような惨劇だった。
とりあえず、増田投手は限界だろう。本ブログでもたびたび指摘してきたが、突如として自慢のストレートが極端にスピードが落ちる状態は極めて問題だ。基本ストレートが武器の増田投手はストレートの球威が最低必要な選手であり、昨日のように最速143キロで制球も甘い状態では単なる打ち頃の投手である。ここまでだましだまし使ってきたが、ここまでひどくなるのでは二軍再調整しかない。球速が時折回復する症状を考えると菊池投手と同じ問題のようにも思える。その場合は連投がある中継ぎは厳しいので先発調整も念頭に置くべきだろう。ただし、球種が少ないという問題と肩のスタミナという別の問題もあるが。いつ炎上するか分からない増田投手は敗戦処理としても使いにくい。さすがに「敗戦処理すら炎上の危険あり」のレベルなら交代要員はいる。そして、敗戦処理に使うとしても交代要員の中の若手の方が「経験」という財産が増える分プラスである。
と厳しい話ばかり書いてきたが、変則2連戦の首位攻防戦を最低5分で終えれれることが決定した昨日の勝利は本当に大きい。しかもエース上沢投手を打ち込んだ。これは次回以降の対戦においても影響を及ぼすダメージを与える。昨日の敗戦により、ファイターズがCSでライオンズと当たった時に初戦に誰を使うか悩むという展開だって十分有り得る。その意味では大きい勝利だった。また、この勝利により。また変則8連戦を5分で持ちこたえる道筋が見えたことも大きい。今日はゆっくり休んで明日の戦いに少しでも価値の可能性を高めて欲しい。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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