試合の流れというものを考えさせられた試合(2018年6月27日対バファローズ観戦記)
おはようございます。試合の流れの本質を追求するtthgです。
時々解説者が「試合の流れ」という概念を持ち出すことがある。「流れとは何か」解説を聞き流していると、なんとなく理解しがちだが、突き詰めて考えると「流れとは何か」説明が難しい。tthg的には「ミス」だと思う。ミスをして点を取られたり、取れなかったりするとチーム全体として大きな落胆を生む。その後それを取り返そうとしても逆にそれが空回りして上手くいかない。そんな悪循環に陥ることだと思う。
そこで、昨日の試合。ライオンズの大きな流れの転換点は6回表のT岡田選手に打たれたソロ。中村選手のホームランで一点差に追いついた後という状況で反撃の意欲をそぐホームラン。しかも完璧な投げミス。既にロメロ選手に同じような球をホームランされている。同じ失敗を繰り返すという意味で「またか」と思ってしまいがちで他の選手の大きな落胆を生みかねないミス。ここで大きく流れはバファローズに傾いた。
逆にライオンズに流れが変わったのが、7回裏のバファローズの金子投手続投の判断。すでに100近く投げていて、5-6回にかけて明らかに球が浮いてきており、球速表示も落ちていた。ベテランで既にスタミナが怪しい金子投手を引っ張る理由はなかった。しかし、それを続投させた挙句中村選手に真ん中付近のチェンジアップで二度目の被弾。しかも同点。すでに制球が怪しくなってきた金子投手がこのミスをするのは必然であり、続投は采配ミスである。ここでライオンズに流れは傾いた。
完全にライオンズ勝ちの流れだったが、バファローズはその流れを好守備で押しとどめた。8回裏の大城選手のセカンドゴロを好捕して2塁でアウトを取った。9回裏も宗選手がサヨナラ安打になりそうな秋山選手の打球を好捕した。中村選手の同点ホームランによりメンタルをやられることなく集中力を保つ守備をした。同点なのに守備固めで宗選手をレフトに回した采配も功を奏した。3-2で前進守備を解除したことも隠れたナイスプレーだった。バファローズは試合の流れと戦いそれを押しとどめたと言えよう。
最後の流れの分岐点は11回裏。齋藤選手のバント失敗でツーストライクになったことでバファローズに流れが傾くも、齋藤選手がその流れに抗いレフトに大飛球。又もサヨナラかと期待するも宗選手のグローブの中へ。又も宗選手の好プレー。お互いにミスを取り返し、流れに対して一進一退の攻防だった。暫定版でも書いたが、齋藤選手のバントは相手が猛チャージするのでそこを逆手にとったバスターエンドランが最善手だったと思うが、それも含めてミスである。
7回以降は概ね流れはライオンズだったが、ミスに落胆することなく好プレーで流れを止めたバファローズが土俵際踏みとどまり、痛み分け。引き分けは痛いが随所に見どころがあり面白い試合だった。
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