増田投手の残留は嬉しいが懸念もいくつかある。

今晩は。痛し痒しのtthgです。

増田投手が残留が決定した。


残留はとりあえず良かった。何が良かったかというと増田投手クラスの引き止めに成功した事実は重い。長らく続く主力の流出にやっと少し明るい兆しが見えて来た。渡辺GMに代わってからのFA交渉は潮目が変わりつつある。主力引き止めを全て成功させるのは難しいとしても全部出て行くという事ではチームが成り立たない。チームがまとまるためには中心となるベテランが必要であり、そのベテランは確保して行く可能性を示した事は大きい。



だが、手放しで喜べるかというとそうではない。下記の記事でも触れたが報道ベースでは増田投手は全く移籍する気がなかったというわけではない。既にオファーが水面下でなされておりそれとライオンズを比較してライオンズを選んだのである。

増田投手残留報道の中でヒッソリと暴露されたタンパリングは見逃せない。


他球団のオファーが魅力的でなかったのはコロナというある種の特殊事情があったと見るべきであり、増田投手は特殊ケースと判断するのが妥当である。最終日まで結論が出なかった事を考えれば、移籍の可能性もあったという事だ。つまり、増田投手の残留を持って渡辺GM体制だから流出は対策は万全とは言えない。森選手、外崎選手、山川選手などがFAになる時にどうなるかは保証の限りではない。勿論、十亀投手や金子選手も残留だったので渡辺GM体制に期待できることは間違いないが、渡辺GM体制でコロナという事情がありながらギリギリの交渉だったという事実は流出懸念が消えたわけではないという事を意味する。むしろ渡辺GM体制でも限界はあるという見方もできる。そういう意味では評価は保留すべきだろう。

もう一つは32の増田投手の4年契約は不良債権化のリスクが高いという懸念がある。首都圏さんがが下記の記事で増田投手について活躍できるのは2年であり、増田投手のお金は山川選手達の複数年に使うべきという意見を出されていたが、これは極めてごもっともな意見である。

一つの参考事例として2017に33歳で移籍したバファローズの増井投手。彼は34歳のシーズンである2018はソコソコ頑張っていたが35歳の2019シーズンは成績が悪化。2020年は登板自体が16試合まで落ち込んだ。30半ばのクローザーというのは年齢リスクを感じざるおえない。

特に増田投手はストレート次第の投球スタイルなのでパワーの衰えを誤魔化せない。4年中2-3年不良債権とかは今の危機的経営状況では痛すぎる。一つの考え方としてはチェンジアップやスローカーブを覚えて先発転向とかもあり得るのではないか。先発ならば中6なので体力面の負担は軽減されるし、定期的に二軍調整を挟んで走り込みや筋トレで筋力の維持をしたり不調に陥る前のメンテもできる。ただ、それも長年の課題であるウイニングショットにできる変化球がないと厳しいのも事実であり簡単ではない。

残留は嬉しいわけだが、懸念点もある。それが素直な感想である。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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