平井投手の残留は喜ばしいが、これまでの経緯を考えると球団はもっと平井投手の功労に契約で報いるべきだった。

今晩は。平井投手の残留報道に色々思うところのあるtthgです。

マキノン選手が韓国だとかなんとか。現有の外国人でメジャーどころか国内のマネーゲームにもなっていない選手を引き留められないというのは情けない。渡部選手を一気にリーグ最強レベルに引き上げる事に余程自信でもあるのだろうか。さて、今日は平井投手の残留について。まず、平井投手の残留には最大限敬意を表したい。現状のライオンズにおいて平井投手の地位は決して高いとは言えず、その評価も二年契約で単年は9,000万円とのことである。18-19の連覇の際非常に大きな役割を担った投手の残留条件としてはかなり寂しい。それでも残ってくれた事は有難い。



もちろん、この条件になった背景には20年以降の平井投手自身の成績があまりパッとしないものであったという事もある。他球団からオファーがあったのかは不明だが、20年以降の成績では、オファーがあったとしてもべらぼうに高い金額のものではなかった可能性は高い。

だが、そうなった原因は少なからず、18-19の二年間かなり無茶な使われ方をしたからという事にある。19年が異常だったので忘れられがちだが、18年も春先に投手がいない故にかなり無茶な使われ方をしていた。下記に18年の平井投手の登板試合の記録があるが、例えば開幕3/30からいきなり3連投。中1空けて4/3と登板している。他にも4/28から中1の4/30から3連投。5/24-5/25連投後中1で5/27。更に中1の5/29から3連投。これらの影響もあって6/11には抹消されて6/9の次は6/27である。二週間ちょっと抹消がありつつ最終的な登板数は64。平井投手はこの時初めて中継ぎでフルシーズン戦うシーズンだった。その事を踏まえれば18年も相当酷使だったと言えよう。

そのことを踏まえると20年の不調は事実上の公傷のようなものでその年の年俸ダウンは酷な査定だった。21年以降は本人の先発転向希望もあったので一定程度自己責任という側面もあるが、先発が足りないので便利屋として先発に回された時期もあり、起用法の一貫性という意味では同情の余地のあるものだった。今年中継ぎ一本で勝負したわけだが、投げている球の安定性は19年当時とは見劣りするものであり、酷使の後遺症を感じる部分もある。

確かに、酷使自体は4年前の話なので、それだけで今の成績や投球内容を説明できるわけではない。起用法について一貫性がなかったことは本人の希望もあるので一概に平井投手優位に語られるべき事象ではない。だが、18-19の異様な酷使とそれが優勝に大きく貢献した(平井投手なしに連覇はなかったというぐらい重要なピースだった)という事実を踏まえると契約でその功労にもっと報いるということが必要であったように思う。現状の不安定な内容を踏まえると金額は上積みできないとしても、契約年数ぐらいは増田投手の4年と同様のすべきだった。それでも高いと思うなら現状と同様に2年は年俸固定で3年目以降は年俸変動制にすれば良い。

平井投手のこれまでの経緯を考えるとあまりに寂しい契約内容だった。本人が納得していれば良いという意見もあろうが、残る選手に十分な報いを与える事は後に続く選手の心情に影響がある。「残ってもあれぐらいしか報いられないのか」と後輩たちが感じるようでは、球団への不信感を惹起する。もともと不信感がある中での条件提示は提示自体が妥当でも心情的に拒否されるリスクがある。妥当な査定は長期的に大事である。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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