今晩は。反省するtthgです。
今回はtthg自らを省みる意味で過去の記事について振り返りたいと思う。tthgはコロナ真っ最中の2020年に下記のようなかなりドラスティックな増収案について提言を行った。当時的には対策を打たないと球団の身売り・消滅しかねないという認識の元かなり突っ込んだ内容を記事にしていた。だが、結果はそうしたドラスティックな改革なしに球団はコロナを乗り切った。この事実についてはtthgが事態を正確に読み切れなかったという意味で不明を恥じるしかなく、頓珍漢な事を書いてしまったことをお詫びしたい。
今回はその事を検証に「tthgは何を見誤ったのか」という事について書きたい。
下記の決算公告を見ると21年3月決算ではライオンズは約24億の赤字で利益余剰金は約23億円。単純計算で次年度同じだけの赤字を抱えたら利益余剰金を使い果たす状況だった。だが、22年3月になると約4億の赤字にまで改善した。
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tthg的にはこの22年3月決算が意外だった。21年シーズンのライオンズ主催試合の観客動員は約60万人。対して約20年が30万人。まだ観客動員制限が強く19年の約180万人には遠く及ばない数字だった。20年→21年の増加分の30万人を客単価3,000円とみなして計算しても9億の売り上げ増にしかならない。仮に(そんなことはあり得ないが)9億がそのまま利益になっても二桁億の赤字は免れないように思えた。(観客動員数については下記を参照しました。)
埼玉西武ライオンズの観客動員数の一覧、ランキング。プロ野球のニュース、選手ブログの更新情報、選手のTwitter情報など、プロ野球を愛する全てのファンのためのサイトです 埼玉西武ライオンズの観客動員数(2021年) | プロ野球Freak - |
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だが、実際は4億で済んだ。tthgは観客動員というファクター以外が決算に及ぼす影響はあまりないと勝手に解釈していたが、この数字を見るとその認識は間違っていた。観客動員以外のファクターで決まる収益についてはsinndarさんが下記のツイートにて分析されているが、これである程度の部分は説明できるように思う。
もう一つは年間シートの売り上げ。21年シーズンは観客動員制限下だったが、22年はマスクの制限は残ったが観客動員の制限はなくなっていた。22年の年間シートの販売は22年3月決算期のうちに始まっているので、その売り上げが観客動員制限下の21年よりも増えたが事が赤字圧縮の一因だったのではないだろうか。
それから、観客動員制限がどこまで続くのかという点を見誤ったのも大きかった。正直2020年時点ではいつ終わるのか全く見えなかった。実際21年の東京五輪は無観客開催だったぐらいなので、この時に感染対策全ぶりの空気は異常なぐらい過熱していた。第○○派というのがすでに何週かしていたが終息の気配は全くなかった。tthg的には今後何年もフルスペック開催など無理と感じていたが、実際は22年までだった。社会の側が野球観戦をどこまで許容してくれるのかというのはtthgとしては全く読み切れなかった。その事は素直に認めないといけない。
最後になるが、とは言え、tthgの予想が外れてライオンズの経営が持ち直したことは素直にうれしい。だからこそ、、、、という言いたくなる気持ちもあるが、本稿はtthgの反省の弁を述べるものなので、やめておく。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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