山川選手について簡単に「単年なら不要」とは言い切れない

おはようございます。日本シリーズが終わるとソワソワするライオンズファンtthgです。

今日は山川選手にライオンズが単年契約を提示したとされる件について。

一般的にはFA持ちの単年は流出可能性大なのだが、今回については今年複数年を結ぶと試合出場していない事を理由に単年単価が現状維持以下になという事情がある。山川選手が「残留はしたいが、来季の活躍次第で長期大型契約をする可能性を残してほしい」という意向であることあり得るので、単年提示という今の情報だけで一喜一憂する必要はない。ただし、この場合は宣言残留してFAを放棄してほしいとは思う。やはり、去年のオールスターの一件もあるのでファンとしてはFAありの単年契約では疑心暗鬼にならざる得ないので。

一方、来季FA移籍を視野に入れた単年だった場合どう考えるべきか。それなら要らないという意見の方も多数おられると思うし、tthg的にもその考え方には一理あるとは思う。



だが、単年でも残ってもらったほうが良い事情もある。下記の記事で書いたように2023年は規定打席以上でOPS.800以上の選手は5人しかいない。

打低の時代に外国人打者の成否は順位を大きく左右する。明らかに打力不足のライオンズは特に。

打低の時代にあってこのレベルの選手の存在は大きくチームの結果を左右する。山川2022年のOPSは.953であり、下記のとおりフェニックスリーグで結果を残していることからすると、「規定打席以上でOPS.800以上」を十分達成できる可能性のある選手である。特にライオンズは「規定打席以上でOPS.800以上」をクリアした選手はおらず、先発陣にストロングポイントがあるチームだけに、このレベルの選手が居るかいないかは他チームに比べて重要度が高い。

しかも、「規定打席以上でOPS.800以上」5名のうち2名がライオンズからFA流出した森選手と浅村選手である。また、その他の3名のうち一人は昨年FAで取れなかった近藤選手である。これらの事実は打者FA戦線の敗北がライオンズに取って如何に痛いものであったのかという事を如実に物語っている。そして残念ながら下記の記事でも書いたようにライオンズは「数年先は流出でどうなっているか分からない」チームである。それ故目先で勝てる可能性があるならトコトンその可能性を追求せざる得ないという事情もある。

ライオンズに「数年後に期待」という発想でチームを作る暇はない。

加えて言えば、すでにFA獲得の意思がありそうな球団が噂されている。例のスキャンダルが不起訴となったので森選手と浅村選手のように同一リーグ他球団に移籍されることも想定しなくてはならない。単にいなくなるだけでなく、他球団に今年リーグで5名しかいない「規定打席以上でOPS.800以上」の選手が加わってしまうかもしれない。それはライオンズに取って単にマイナスなだけでなく、他球団の戦力が大きく上昇するという意味で二重苦である。それは1年でも先延ばしできるならしたい。特に30代半ばになる山川選手は1年経過するだけでも衰えリスクが上昇する。その点は20代で移籍した森選手や浅村選手とは大きく違う点である。

これらの事を踏まえるとtthgは山川選手について簡単に「単年なら不要」とは言い切れないのである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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