田中将大投手が援護に恵まれない理由?

今晩は。源田選手の怪我が気になるtthgです。

先日竹書房文庫からでている野村克也氏の著書「運の正体」 を読んでみた。野村氏にしては意外な題名の本だが、内容は「しっかり準備したものは紙一重の差で結果を出す」というものが多く単なる占い的な本ではない。その中で面白かったのが田中将大投手に関して「運が良い」と語っている下りである。(本書P71~の「「勝ち運」に、恵まれるピッチャーたちの共通点」の項目から数ページに渡ってに書かれている。)上述のとおり表現は「運」というものだが、実際には野村氏なりの根拠が記されている。具体には一つは「田中投手がコントロールが良い故に四球を連発することがないので野手が守りやすい」でもう一つは「田中投手が周囲の人間を惹きつける人格者であったために、野手が田中投手のためにがんばろうという特別な思いをもっていた」ということである。

上述の本は2017年に出版された本の文庫化なので現在の田中投手について書かれていはいない。現在の田中投手は下記の記事でも紹介したが「援護をもらえない」投手であるという主張がなされている。(tthg的には必ずしもそうではないとおもうが。少なくとも野村氏が言うような投球内容以上に勝ち星に恵まれる投手ではない。)

2022年の田中将大投手は「エース格としては援護をもらっているのに勝てない」投手だった。

その理由は単純に全盛期とは実力的に落ちているという側面があることは間違いない。ただ、それだけはなく、田中投手に野村氏の言う「運」を呼び込める環境がなくなった事にあるように思う。田中投手自身の人格は変わらないとしても、メジャー帰りでいきなりチームの最高年俸(しかも飛び抜けた額)の選手として「助っ人」扱いで入団してきた選手と野手陣が厚い信頼関係が結ばれるというのは考えづらい。

周りの選手としては年俸に相応しく24-0を記録した当時のような絶対的な力がないことを目の当たりにすれば、「田中投手のために」というような強い思いを持って一緒に戦って行くことは難しい。特に、帰国当初は1年でメジャーに戻るという噂もあったので「腰掛けなのか?」という疑念も浮かぶ状況だった。

この本を読んでみると、個人的には田中投手の微妙な状況について納得できるものになった。ライオンズファン的には田中投手とイーグルス野手陣に堅い絆が生まれないことを願いたいところではあるが、果たして今シーズンはどうなのだろうか。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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